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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: すいぶ!-南梨高等学校吹奏楽部- ( No.527 )
- 日時: 2011/09/20 23:53
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: XMwZjPaQ)
- 参照: http://ameblo.jp/yuu-takasugi0810/entry-11003435135.html
【harmony.60*Naminashi BBC in The contest hall!】
「あ、凜ちゃんと綾瀬くんこっちこっちー!!」
私と網倉が十分遅れた末、会場に着くと米長先輩が大きく手を振っていた。
私たちは急いで駆け寄る。
「遅れてすみません!」
私と網倉は先輩に頭を下げる。
まぁ、綿密に言えば遅れたのではなく、おいて行かれたんだけど。
米長先輩は笑って「いいよ、気にしないで」と言ってくれた。とりあえず一安心。
「とりあえず、控室で皆待ってるから行こうか」
そう言って歩き出した米長先輩に連れられ、私達は南梨高が使う控室がある三階まで階段を上り始めた。
っていうか、コンクール会場って広いんだなぁ……。
さっきの入り口だって天井すごい高かったし。
ロビーとかホールはもっとすごいんだろうなぁ。
何か私、凄い所で演奏しようとしてる!?そう思うと急に緊張してきたよー!!
「有泉」
「え、あ、ほあ、へ!?」
よくわからない祇園が口から出たのは生まれて初めてです。
我に返ると私の名前を呼んだのは網倉だった。
周りを見渡すとなぜか二人きり。
「あれ、米長先輩は?」
私は問うた。
すると網倉は呆れ顔でため息をついて、
「さっき加賀美先輩と一緒に河野先生のところに行っただろう?ホントに何も聞いてないんだな」
UZEEEEEEEEEEEEEEEE☆
何なの!?ねぇ、ホントなんなの!?
何でこんなに高圧的なの!?この、エアーマンが!
「とりあえず、控室着いたし中入るぞ」
私が憤っていると網倉は控室のドアノブをひねった。
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