コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: すいぶ!-南梨高等学校吹奏楽部-【部員募集中!!】 ( No.63 )
日時: 2011/05/23 15:36
名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: aaVwXSZP)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode

【harmony.11*へおん!】



※いつもより手抜き感半端ないです

さっきの流れから一変、ボーンパートは真面目モード。
今から楽譜の読み方を教えてもらうところだ。
ちなみに和真先輩は学級委員長の仕事でついさっきからいない。
黒板の目の前で絢音先輩が口を開く。

「えっと、じゃあ黒板に書くからよーく見ててねーっ!!」

そう言って絢音先輩は白いチョークで横線を五本書いた。
これ知ってる!五線ってやつだ!!
その五線の左端に先輩は英字の“C”を反転させたようなものを書いた。
音楽の教科書などの、その部分にはト音記号と呼ばれる記号が書いてある。
この記号なんだっけ?確か習った記憶はあるんだけど……。

「はい、凜ちゃん!ここに注目—!!」

絢音先輩はその記号を指さした。

「これはヘ音記号!楽器によって楽譜をト音記号で書くものとヘ音記号で書くものがあるの!で、トロンボーンはヘ音記号読み」

そうそう!ヘ音記号だ!!
私は心の中で納得する。

「ほぉー」

先輩の説明に相槌を打つ。
楽器で楽譜の書き方が変わってくるんだぁ。
全部統一されてると思ってたよ。

「で、肝心の読み方なんだけど」

絢音先輩は五線の下から二番目の線にチョークで四分音符を書いた。
そして、チョークを持っている方の手をぱんぱんと払ってから言う。

「この五線の下から二番目の線の音符が“ド”の音。そこからだんだん上がってドレミファソラシドーみたいな感じ!!」

先輩は音階を歌いながら五線に音階を書いていく。
何か、楽器を吹く以前にやることいっぱいだなぁ。
っていうか、この話本来なら最初の方にやるべきじゃ……。
その時、部活終了のチャイムが鳴った。

「じゃあ今日はここまで!」

それを聞いて絢音先輩はチョークを置いた。