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Re:    恋時計  +半実話+ ( No.11 )
日時: 2011/05/20 19:23
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼  修学旅行もうすぐだぁ〜〜





 第122話




 その後、先輩たち5人は見事虹ヶ丘高校に合格した。
 健先輩は、ラインギリギリのところだったらしい。
 それから、軽音楽部のみんなで、打ち上げをした。
 ——そして今日は、小学校の卒業式。



 「卒業したぜぇええイエッホウ」
 「卒業してそんな嬉しいの?」




 テンションMAXの孝文に、絵磨がつっこんだ。
 龍夜と肩を組んで、めっちゃゴキゲンな様子。




 「小学校卒業したって、ほとんど面子は変わらないじゃないですか〜! 中学楽しみなんです!」
 「中学こそは同じクラスだといいな!!」


 龍夜と孝文は、そういって腕を組み合った。
 あ〜……なんなんだ、この2人は。
 そんな2人は無視して、絵磨は私に話しかけた。




 「いよいようちらも、明日で中2終わりだね」
 「うん! 早かったね〜!」




 中学の2年間、小学校から含めて8年間、あっというまだった。
 最近、時がすぎるのが本当に早く思えてきた。
 ……年かな、とかいって!



 桜は、蕾をふくらましていて、もうすぐ開花しそうだった。




**






 「今まで1年間ありがとう! じゃあ、挨拶しよう」
 「さようなら」
 「さようなら〜!!」




 HRが終わって挨拶をすると、みんなはざわざわ騒ぎ始めた。
 私はとっとと鞄を持って、教室をあとにした。
 やっと、8年4組も今日で終わり。
 私は1組からちょうど出てきた、絵磨のところへ近寄った。




 「やぁ絵磨、1組やっと終わりだね」
 「うん! あぁ〜次はどんなクラスなんだろ〜!」




 私も絵磨も、今から心配だった。
 中学3年生……になるまえに!! 春休みがある。




 この春休みが、波乱になることはまだ知る由もなかった。