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　第128話



　時計を見ると、午前2時を回っていた。



　「　　Dear:絵磨


　なんかショックで吐き気してきた(ぇ

　このブログね(URL)

　果緒莉かおりって子なんだけど、P彼とかいって
　ピグ上の恋人なんだってさ……
　たとえネット上とはいえ、ね(何

　　　From:香織　　」



　返信は、約10分後に返ってきた。




　「　　　Dear:香織



　大丈夫？Σ
　ブログURLありがとう(*^ω^*)

　果緒莉かおりって、かおりと同じ名前やん(ぇ
　同じ名前って複雑だよね……(・_・;)
　ピグ上の恋人……梓(覚えてる？)がよくつくるやつだ←
　でもきっと長く続かないと思うし、遊びかもしれないよね……
　でもやっぱショックだよね(T_T)

　こうなったら、裏会議だ(は
　かおりの恋を叶える為なら、略奪愛の協力でもなんでもしちゃる(ぇ
　なんか邪魔できる作戦ないかなぁ……←

　　　　From:絵磨　　」



　梓……なんか、いやぁああな奴だったな、たしか。
　




　「　　　Dear:絵磨

　うん＞＜複雑っ←
　なんかもう寒さか何か知らないけど、震えがとまらないし
　女子に興味なさそうな良い人だな、とおもってて
　せっかく優志から次の恋に進めたのに……しかもこんな
　明らかにわかっちゃったらさ……

　でもネットだからねぇ……

　作戦考えて＞＜
　本当もう心折れた……ネット上ってわかってても←


　　　　From:香織　　　」




　この時、私はもうすでに涙目だった。
　絵磨がいなかったら、きっと泣いてたと思う。



　「　　　　Dear:香織



　複雑だよね……
　なんでよりによって同じ名前なんだよ←
　大丈夫？
　辛いよね……
　でもネットだから、まだ可能性は充分あるよ！
　略奪しちゃおうぜ、ふふふ……(ぇ

　作戦考えるね！
　とりあえず……アメーバーピグ一緒に入る？
　携帯から登録してパソでやれば、うちにもできるはずだ←
　そうしないとあれだよね、作戦もなにも出来ないよね←
　心折れるよね……
　ネット上でも辛い(T_T)
　しかも同じ名前ってさ、Ｐ野郎(女の方ね←)ふざけんなでしょ←


　　　　From:絵磨　　」





　「よしっ！！」




　私は早速、アメーバピグに登録してみることにした。
　絵磨は、色々考えた末、孝文のピグ友とかを探ってくれた。
　





　その後、私は不思議と眠くなく、朝までずっとパソコンしていた。
　そして明日、絵磨と2人で遊ぶことになった。
　(今日は眠いからね……)
　




　P野朗め、まぢ略奪してやるから、まってろよ！！