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Re:    恋時計  +半実話+ ( No.46 )
日時: 2011/05/27 19:14
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼  修旅延期とかなったら、絶対嫌だし





 第131話





 女の子のほうは、二つ結びで……顔は、こっからじゃよくみえない。
 男の子のほうは、なんか髪型とかちょっといかついかも。
 そうおもいながら、ボーッと2人をみていた。


 「笹川彩穂です、東京から来ました。よろしくお願いします」
 「高森俊也です……滝沢中学からきました、よろしくお願いします」



 2人は丁寧に自己紹介。滝沢中学って、私立の学校じゃん。
 にしても、転校生とか最近きてなかったから、なんか新鮮なかんじ。
 



 「笹川さんは3組、高森君は2組に入ってもらいます」




 先生に指示されて、2人はそれぞれのクラスの列に入っていった。
 ふ〜ん……2組と3組かぁ……って!
 男のほう、こっちくるじゃん。
 それで女のほう、愛可たちと一緒じゃん……。



 「それでは、5組から各教室へ並んで行ってください」



 私は「2組」と呼ばれると、素早く立って、体育館を出た。
 体育館を出ると、みんな友達のところへいって、並んでる人は1人もいなかった。
 私は、前にいる絵磨のところへいって、喋ることにした。



 「9年生は、一番奥の校舎になるんだね〜」
 「そうだねっ! なんか、9年のとこだけ他の学年と形違うから、なんか憧れてたんだ〜」
 「確かに! 最上級生の特権?」



 最上級生……めっちゃいい響き。
 ニヤニヤしていると、目の前に男の転校生がいるのに気付いた。
 真新しい鞄をもって、歩いている。



 「……転校生、部活とかどうすんのかな」
 「だねぇ」




 ボソボソ喋っていると、いつのまにか2組に来ていた。
 出席番号順、男女別に座ることになっている。
 ……私の左隣は、稲辺とかいう男子。
 えっと……右隣は——
 転校生だ!!





 転校生はドカッと席に座ると、教室をきょろきょろ見回した。
 しばらくして、先生がやってきて、配布物やら渡される時間。
 えっと……鞄鞄。
 私は、色々プリントを入れるため、鞄のほうに、体を向けた。
 ちょうど、転校生と向き合ってるみたいなかんじになってる。





 「…………」






 ん? なんか、転校生からめっちゃ視線感じるんだけど。
 ってゆうかさっきから、ジーッとみてまっせ。
 
 それから、帰るときまで何度か、転校生から視線を感じた。
 ほんと、なんなんだ!!