コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.68 )
- 日時: 2011/06/02 22:34
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: ▼ 実力テストまで時間なぃんだけど
第135話
そして、翌日……今日は日直の日。
私はいつもより10分速い、7時50分に家を出た。
今日も、晴れ!!
だいぶ暖かくなってきたし、すっかり春ってかんじだ。
私は、色んなことを考えながら、学校へ向かった。
そして、そのまま職員室前へ鞄を持っていった。
日直は朝に職員室前に集まって、ホワイトボードの連絡事項を、日誌に写さないといけない。
職員室から、日誌・腕章・出席簿を取り出して、私は筆箱からペンをとった。
え〜っと……明日の準備準備……——
ふと、右側をみてみると、高森が歩いてきた。
「あ、これ、はい」
「ああ、ありがとう」
私は、腕章を高森に渡した。
そして汚い字で、ホワイトボードの文字を写す。
しばらくして先生がきて、連絡をしたあと、私は教室へ向かった。
日直の仕事。
まず、前の黒板に日誌にかいた、明日の予定を写す。
日誌には、今日の授業とか欠席者とか、反省を記入。
授業のあとは、黒板を消す。
お昼の前に、お茶をとりにいく。
……結構大変なんだよね、これ……朝職員室前いかなかったら、やりなおしさせられるし。
私は、せっかくだから、ほとんどの仕事を全部真面目にこなした。
やるときは、やるからね、うち。
「高森君、七瀬さん」
先生に呼び止められたのは、休み時間のことだった。
私は「はい」と返事をする。
「職員室前のロッカーに、配布物がいっぱいあるから、昼までに2人で取りにいってくれる?」
「あ、わかりました」
「よろしくね」
2人で……か……。
1人でいきたいなぁ、まぁいいや。
そして、お昼の時間。
私は手に洗いにいったあと、高森と一緒に職員室前にいくことになった。
絵磨は……誘ったけど「日直だけでいっといで」っていってたからね……まぁ、いいや。
「…………」
微妙に、いや、かなり距離をあけたまま、歩いていた。
だってさ〜……隣で歩くとかね? ね? はずくない? いくら腕章してるから一目でわかるとはいえ。
無言のまま、職員室にたどりついた。
ついでに、お茶も高森がとっておいてくれた。
そして、ロッカーのものを取り出そうとしたけど……——
「これ、多すぎない? もてないし」
「手ふさがってるし……」
あまりに多い配布物。
いくらなんでも、これを全部うちらに運ばせるとかね……。
「とりあえず、持てるだけもって、あとで俺取りにいくわ」
「あ、ありがとう!!」
なんだ、なんかこいつ優しいぞ。
とりあえず、私達は教室を急いだ。
「おっかえり〜」
「ただいま〜ふぅ〜疲れたぁ〜」
「……あれ、高森またどっかいくよ……」
「ああ、残りの奴取りにいってくれるって」
私はそういいながら、席に座った。
残っているといっても、ほんのちょっとだけだしね。
「高森君、優しいね〜」
「……うんそうだね」
何故か返事がカタコトになってしまった。