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Re:    恋時計  +半実話+ ( No.102 )
日時: 2011/06/25 14:56
名前:   苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)





 第143話




 4月ももうすぐ終わり!! もうすぐGW!!
 ってことで、私はご機嫌になっていた。
 そんななか、絵磨と楽しく帰宅中。



 「GWさーなんか出かける予定とかある?」
 「えーないない! フツーにない! 香織はどっかいくの?」
 「ばぁちゃんちいくかな、多分」



 でも今年のゴールデンウィークはなんか、納得できない。
 だって、3連休からの、1日だけ登校日、そのあとまた3連休。
 その次の日にまた学校、そいで土日休み。


 「ただの3連休が続いてるだけじゃんね」
 「足掛け6日休みだよ」
 「でもいやだ! GWといえば、やっぱ5連休でしょ!」




 私は、つまらない主張を大声で叫んだ。
 すると絵磨は突然、表情が変わって「そういえば」と話を変えた。





 「あのさー……ゴールデンウィークはやっぱ、2人で過ごすのかな、あのお二人」
 「お二人?」
 「バカップル平安」
 「あ〜……そうなんじゃないの? くそっ、リア充めっ!」
 「……羨んだら、こっちの負けだよ。お泊りとかすんのかな〜♪」




 お泊り……中学生が、2人でお泊り。
 ……変なことしか思いつかないんだけど。



 「ないないない! いくらなんでも、それはない! 大体親が許さないでしょ?」
 「親が不在のときに……ね♪」
 「……あ、あががががががが」



 あ—————!!
 あいつらが、お泊りとか想像したくねー!!
 そうおもっていると、背後から変な声がした。




 「お前等よくわかったな! あの2人、泊まるらしいぞ!」
 「えっ」



 振り返るとそこには、森野と同じクラスの城沢、絵磨の幼馴染の望がドヤ顔で突っ立っていた。



 「えっ、まぢで? うそっ、うちら冗談でいったんだけど」
 「愛可んちが、明日とあさってだけ、両親が不在なんだよな。泊まるかしんねーけど、家いくとかいってた」
 「……ふ、ふ〜ん……」
 「絶対(放送禁止用語)だな」
 「おお! 愛可(放送禁止用語)して(放送禁止用語)……」
 「ぎゃはははははははは!!!」









 ……ちょっと、大声でそんな会話しないでくださいな。





 「ちょ、香織もういこ! こんな変態男子ほっといて!」
 「う、うん……」
 「ほんと男子ってそういう話好きだよね……」
 「確かに」



 前のクラスなんか、もうやばかったもんなぁ。
 米野と天見が授業中でも関わらず、色々いってて、先生に怒られたりしてたし。
 



 「……い、壱もさぁ、そうでもないかとおもってたら、結構えろかったしね、だから、うん男子なんだよ」
 「……あ、そうなの? やだねぇ〜……中学生男子って」
 「まぁ、壱のことは変わらず好きだけどね……じゃ、じゃあね!」
 「うんばいばい!!」



 絵磨は、顔を赤くして照れながら、自分の家の方向に向かった。
 ……そういえば。






 孝文はどうなんだろう?
 あれでもいちおう、中学1年生だし。
 あ〜気になる気になる!! でもきっと、あいつは純粋だ!!
 そう信じよう!!



 そうおもいながら、玄関のドアを思いっきりあけた。