コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:    恋時計  +半実話+ ( No.189 )
日時: 2011/07/24 21:16
名前:   苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼ 上辺ゎ関わってこないで下さい





 第153話




 時は流れ、金曜日……明後日から修学旅行のため、今日はもう4時間授業で学校が終わった。
 夜、テーブルの上で私・龍夜・康義は晩御飯を食べていた。


 「あ、AKB」


 龍夜が、テレビを見ながらそういった。
 今や『もうええわ!』ってほど、テレビに出まくってるAKBが、なんか歌を歌っていた。
 AKB人気って……正直いって、いつまで続くんだろう。
 

 『好きならばぁ〜好きだといおぉ〜』


 テレビからこんな歌が聞こえてきた。
 AKBのオタクたちが、「うぉおおお!」とか叫びながら、合いの手をしている。
 私はあっけにとられてそれをみていると……——
 


 「……好きなら好きっていえよな」
 「いえよ〜」
 「はぁ?」


 突然、龍夜と康義が私に顔を近づけてきた。
 でた……うちの好きな人関連の話。
 あのあと、龍夜は「好きなんや好きなんや」って連呼してきた。いつのまにか、康義にも知られたらしい。


 「……! トイレ」



 恥ずかしくなって、とりあえずトイレへ逃げ込んだ。
 もうその話やめてほしい!! 絶対、孝文にうちが好きだってこと、言われてるし!!



 「……——」
 「えええええええっ!? 意外ーっ」


 リビングから、康義の大声が聞こえてきた。
 なにを喋ってるんだ……!!


 「ちょ、いうないうなって」
 「えー」


 何がいうないうなだ、龍夜。
 つかまぢなんの話!?



 しばらくして、私はトイレからリビングへ戻った。
 そして平然を装い、何事もなかったかのように、ご飯を食べ始めた。




 「なぁー」




 うげ、また話しかけてきた。龍夜め。







 「……何?」
 「無理〜ってゆってたぞ」
 


 龍夜が、嫌味な笑みを浮かべた。
 ふん! どうせ嫌がられてますよー! べ、別に傷つかないし!? こんくらいちょろいし!? ……はぁ。
 


 「……誰が?」


 康義が、真顔で首をかしげて聞いた。



 「だからー孝文が」
 「えっ……じゃあ……好きでは、ないんや」











 は? 康義、今なんつった?
 普通に意味分からない発言だった。
 何が好きじゃないのかわかんない、どこからそんな話が出るのか。



 私はただ、首をかしげるばかりだった。