コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.223 )
- 日時: 2011/08/04 13:10
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: コカコーラのペーパーギターほしいです、はい
第155話
2日目は、ホテルをでたあと、午前中に体験学習があった。
マリンクラフト、お菓子作り、ジャムつくり、シーサー作り、エイサーを踊る、沖縄そば作り……。
このなかからどれか1つを選んで、参加することになっている。
ちなみに、私は沖縄そばを第一希望にかいていた。
でも、これは間違いだった。
事前指導の時……私は、メンバーをみて唖然とした。
「え……嘘」
1組無しの、2組はなんと男子だけ。3組、4組、5組はいやな奴ばっかりじゃんか!!
さいっあく。しかも、しかも!!
優志とかいるしー北川壮一郎もいるしー久保田もいるし……本当最悪、まぢ勘弁してよ。
ってなわけで、私のテンションはがた落ちしていた。
バスから降りて、並んで活動場所にいくんだけど、うちはもちろん誰とも喋らなかった。
……けっ、後ろの奴誰かと喋ってやがる。もー本当無理!! まぢ勘弁勘弁、はやくおわって。
一緒にそばをつくるメンバーもまた最悪だった。
ほとんど嫌いな5組女子ばっかりで、なんかうち浮いてます。
まぁ、いいや。おいしいそばをつくることを考えよう。
そうおもいつつ、辺りを見回した。
2組には井下や喜多田、そして戸川や辻井までいた。
……あー優志がちゃっかりいるよ。黄色のバンダナしちゃってさ。
おいおっさん、お前結構それ似合ってるよ。
おばさんの指示に従って、私達は作り始めた。
生地をこねたり、まぜたり、色々大変だけど……——
結構楽しいじゃん!!
「じゃあ、そろそろきってくださーい」
そういわれたけど、私はまだ切る段階までいってない。
すると、1人の女子が包丁とまな板をとりにいった。
「はい」
「ありがとー」
「あ〜! ありがとぉ」
……え? 5つだけ??
この班、うち含めて6人なんですけど!!
しかもうちのとこだけ、まわってきてないし。
……まさかのシカト!?
女子達は、なにごともなかったかのように、生地を切り始めた。
……まぢ性格悪。別にいいし、1人でとりに行くもんね。
まぢさっさとおわんねぇかな。
それから私のテンションは、さらに急降下。
いつもの私じゃ、考えられないくらいのテンションの低さだった。
本当気分悪い……。いやだ。
沖縄そば選ぶんじゃなかった。
最初、楽そうって理由で、エイサー選ぼうとしたんだよ?
でもみんな「エイサーだっさいし」とかゆうから、やっぱやめた。
……でも、やっぱエイサーにすりゃよかった!!
エイサーならまだ友達もいるし、面白そうじゃん!
そばの材料を取りに行くことになり、私は取りに行く為、並んだ。
しかし、その隣には、なんと優志と久保田がいた。
私が完全に行く道をふさいでることになっている。
「…………」
両者一歩も動かない状態で、私は平然を装った。
……これ、どいたほうがいいのかな?
でも、でも、でも!!
これってささやかな復讐のチャンス?
うちを傷つけた因縁、過去のことぐちぐちいう私も私だけど……でも、すっきりしたい。
私は、優志と久保田の行く道を、完全にふさいだ。
「……っ」
「……ど、どいてください」
久保田が小声でそういったので、私はどくことにした。
……え、やっぱさぁ、ねぇ? うん。
しかし、次に優志が通ろうとしたそのとき、私は道をまたふさいだ。
「どいてください」
「…………」
優志はそれだけいうと、わずかな合間を通って脱出。
……ちぇっ、あいつ、わりと細いんだ。
てか、私、なんでこんなことしてんの?
もう、今の私おかしい……これ以上、ここにいたらおかしくなる。