コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.264 )
- 日時: 2011/08/20 20:02
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: 触れようと思えば逃げていく なんで?——
それでも私は学校へ行き続けた。
沙理のため、沙羅のため、里加のために。
それ以外の理由なんて、きっとない。
夜中、私はなんとなく眠れずにずっと携帯をいじっていた。
すると3通ものメールが届いた。
……ん? 3通?
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From:沙理
呑みパで酔ってやっば〜い
なんか色々ぁれだから
明日休むね(-_-)
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From:沙羅
明日なんかだるぃから休むわー
毎日いってらんねー
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From:里加
やっば…風邪ひいたあ↓↓
まぢ、最悪
明日休むね
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「え……」
まさかの3人とも明日休み!? なんで?
……ってことは、明日……1人?
最悪。
翌日、私はいつもより結構遅めに家をでた。
……つーか、行く気とかまぢゼロなんですけど。無理だよ。
私は学校とは反対方向の道を、呆然と歩いていた。
……学校なんて、いらない。
そう確信した瞬間だった。
しばらく歩き、私は近くの川原に腰を下ろした。
そして携帯を開く。
——9:25
今は1時間目の授業の真っ只中だ。
……なんだっけな、たしか英語だったきがする。
まー……いいや。
私はとりあえず、リアルタイムと前略プロフを更新。
そして友達や他中のプロフなどを、みてまわっていた。
……このさい、沙羅の家でもいってやろうかな。
そうおもったけど、また歩くのは面倒なのでやめた。
……突然、自転車の止まる音が聞こえた。
意外に大きかったので、私はビックリして振り返った。
「おっ、やっぱ絵里那じゃん」
「……森野!?」
森野はいつもよりくたくたの髪と制服で、チャリに乗っていた。
森野は鞄をもって、チャリから降りると、私まで近づいてきた。
そして、何の気なしに、私の隣に座る。
「なんだ、サボりか」
「そーゆーあんただって」
「俺は遅刻だよ、でも面倒だなーサボっちゃおっかな」
森野はへらへらしながら、私を見た。
「……お前元気なくね」
「えっ? そうみえる?」
「……てか聞いたんだけどさ。お前5組で虐められてんの」
は!? 誰がそんなことゆったの!?
森野は真顔できいてきたので、びっくりした。
私はおもいっきり、首を振った。
「結構噂なってるぜ」
「……えー。日頃ストレスたまってるバカ女が、うちに八つ当たりしてるだけだし?」
「じゃあなんでサボってんだよ」
う、痛いとこつくな、こいつ。
「……それはー」
「……お前強い女じゃなかったっけ」
「……し、知らないし」
強い女、私は強い女だ。そうおもいこんでいた。
でもこれくらいでへこたれてるようじゃあ、そうとはいえないかも。
深刻な顔をしてるのに、森野はやけに明るい顔だった。
「よっしゃ! いくか!」
「どこへ?」
「……ゲーセン?」