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Re:    恋時計  +半実話+ ( No.336 )
日時: 2011/12/12 14:55
名前:   苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
参照: 冬休みまでに、一通り終わらせます!!






 第184話





 パソコンでアメーバピグをつけると、丁度孝文がいた。
 あーあ、なんか前はうれしかったけど、今はそんなに——
 でもドキドキするのは変わらなかった。
 すると、それに気付いた孝文が私の部屋にやってきた。



 

 私はわらにもすがる思いで、文字を打った。



 ——あのさ、龍夜から聞いたんだけど



 私は続けて、文章を打った。



 ——アドレス消しといてって言われたんだけど…
 ——メールしたらだめだったかな?




 『そんなことないよ』
 私は心のどこかで、そんな答えを期待してたのかもしれない。




 ——あたりまえっす





 ……あ、あたりまえっすだってさ。
 はーぁ、やっぱりね、うん、まさかのね、うん。
 私の中の何かが抜けていくような瞬間を覚えた。




 ——ふーん



 そっけない返事、でもほんとはちょっと……悲しい。
 そしたら、孝文はいきなりすごい質問をしてきた。




 ——本当に
 ——俺のこと
 ——好きなのか?






 「!! え」





 俺のことすきって、そんな……。
 私は顔が火照っていくのが手にとるようにわかった。






 ——えぇー・・・・
 ——すきだったらなに? てか
 ——てかそんなこときいて、どうするの?




 私は勝手に指が動いた。





 ——付き合うんだよ






 「え!!」





 私は目玉が飛び出るほど、びっくりした。
 また顔が赤くなるが、しかし。




 ——いいの?
 ——うっそおおおおおおおおお





 一気に現実に戻された。
 なにこれ、私、ただ遊ばれてるだけなのかよ。





 ——きもw




 私は腹いせにそんな言葉を書いた。




 ——ちいいいいいいいいいい
 ——おもしろすぎww





 私はだんだん、怒りを覚えてきた。
 待てよ、このペースなんか身に覚えがあるぞ?
 きっと、これは、龍夜だ。
 今、家に龍夜はいない。きっと孝文のPCでも使ってきてるんだ。





 ——横に龍夜いるんじゃないの?
 ——いない
 ——そっち、龍夜いないのか?
 ——いねぇよ



 私はぶっきらぼうに答えた。
 ふーん、いないんか、でもおかしいな。
 だとすると、龍夜どこに行ったんだ?





 そして、私は何を思ったのか、こんなことをかいてみた。




 ——好きな人とかいるんじゃないの?





 もしかすると、これで真相が分かるかも。
 私は数秒間返事を待った。
 ——が……
 なんかこないし。



 ——おい、なんかいえゃ




 すると、ようやく返事が返ってきた。




 ——いないし
 ——へぇー
 ——だまれ
 ——なにが?
 ——だぁ〜〜〜まぁ〜〜〜れ



 黙れだってさ、うるせぇよ「〜」とか伸ばして。




 私は最後、極めつけのセリフをいってやった。




 ——さすが兄貴が兄貴だったら、弟も弟だわ
 ——なななななななななななななななn




 な、連呼か、うるさいなもう。
 するとまた新たな文章がでてきた




 ——俺は
 ——俺は
 ——龍夜だ






 そのあと「うしsっしししs」とか意味不な文章を書いて、こつぜんと消えてしまった。








 「はーぁ」







 しばらくして龍夜が帰ってきて、やはり半分は龍夜が打ったものだと聞かされた。
 ってことは残りは孝文が打ったんだよね。







 なんなんだろ、もう。
 テストとか考えられなくなった。