コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 透明度五十パーセントの非日常。 ( No.21 )
日時: 2011/06/18 14:59
名前: 風琳 碧羅 ◆bimZ8KrNKc (ID: 2RWcUGdy)
参照: 完結!


終 不透明で見えない未来


 まったく、俺が何したって言うんだ。

 こんな呟き、聞き飽きただろう?

 だからな、俺はこういってやる。


『未来が曇り過ぎていて、何が起こるか分からない』と。


 結果的には、俺の未来は明るいのかもしれない。

 俺は、この憂鬱過ぎると思えるような非日常を楽しんでいるから、別に暗くたって構わない。

 もう慣れたさ。生まれた時から変な兄姉が居るからな。

 櫂とも御園さんとも仲良くやっている。勿論、クラスメートたちともちゃんとやってる。


 楽しい。


 これからも、こんな幸せな日常が続けばいいなと思いつつ、先が見えない、分からない、未来の不透明さに俺は喜んでいたりする。

 だって、定められた未来というのに、縛られたくないからだ。


 俺はこの先、どんな未来を歩んでいくのか?

 御園さんも、櫂も、茜姉さんも、明兄さんも。どんな人生を歩んでいくんだろう。

 俺は、正直不安で、でも物凄く楽しみだ。


 俺がこんな気持ちになったのはきっと、彼等のおかげだろうな。


 ——ありがとう、兄さん、姉さん。そして、櫂、里桜。本当に、ありがとう。



Fin.