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Re: __青空プラネタリウム ( No.39 )
日時: 2011/09/28 17:18
名前: 圭 (ID: 3GsmIGqB)

**青春9ページ目『君とメロン味』**

あぁ、もう死にそう。
心臓が彼、もしかしたら近くにいる人にまで聞こえるんじゃないかと思う位、激しく鼓動を打っている


そんな私の状況には気づいていないのか、
どんどん前へと歩を進めていく彼の手に引っ張られる。


緊張と動揺のあまり、喉が異常に乾く。


「あ、かき氷」


彼の声が、耳に、心に
溶ける


「かき氷、食べる?」
「うん」


ちょうどいい、かき氷で水分を補おう

私がイチゴ味、彼がメロン味を頼み食べる


「ちょっとちょうだいっ?」
「べーっだめだよーー」


彼が私のかき氷をくれと強請るが、なにせこののどの渇き…
そこで「あっかんベー」をしたところ彼がクスリと笑った。


「舌がピンク色」
「そういう真田くんこそ緑色だよ」


ふたりで笑う。

しばらくして、今度はふたりで見つめあう。
そして、触れるようなキスが私の唇へと落とされた





夏の思い出はメロン味となりました———。