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 --切り取り線に沿って千切ろう-- 第1話 ( No.6 )
日時: 2011/10/15 23:56
名前: 神楽 ◆wzyGZ0ZRQk (ID: qlgcjWKG)
参照: *、 この気持ちが簡単に伝えられるのなら——

  第1話


「そんなのもできないの ? 馬鹿じゃん ?? しょうがないから手伝ってあげる」

 只今、ツンデレ発言をかましたこのツンデレ娘は原由愛ハラユメ。そしてかまされたのはツンデレ娘こと原由愛の彼氏、神崎空カンザキソラ

 ツンデレ娘こと原由愛は純粋なツンデレ娘である。友達思いで自分の事より相手を最優先にしがちで思いやりがある。目が少々つり目で細い。鼻が小さく童顔の類だ。

 そして由愛の彼氏、神埼空はおっとりしており、何事があろうが冷静に対応することができる。たれ目で背が低いが足が長い。細身のジーパンなどの足を強調する服が似合いそうだ。

「あ〜 !! 由愛ちゃんかわいいー ! ツンデレー」

 語尾にハートマークがつくような勢いで由愛がキレるような言葉を口にするのは栗原茜。由愛とは中学で初めてできた大切な友達。

「本当ー由愛可愛い」

 真剣な顔でまたしても由愛が嫌う言葉を口にするのは赤崎春。由愛とは小学校が違うが塾では仲良しこよしなんだとか。

「春君 !! じゃなかった春 !! それと茜ちゃんもやめてよ」

 由愛が顔を朱に染めながら顔の前で手を交差させて顔を隠す。それを見た空も顔を紅に染める。
 そんなとき教室の戸が開かれた。

「どう ? 進んでるー ??」

 戸を開けたのは空海絢ソラウミケン。そして今の発言で敵を作ったようだ。

「うっさいわね !! アンタ班長のくせに一番5班に貢献してないじゃないの !!」

 今茜に怒られているのが空海絢。学級委員長をやっているが実際そこまで頼れない。だがまぁ、頼れる時は頼れる(?)背が高く結構色黒。目と一緒に眉毛がすこし釣りあがっている。

 茜が怒りマークをつけながら絢に当たる。絢は班長をしているのに他の班に遊びに行ったりと仕事をしていないのだ。


 「本当ふざけないでくんないかなぁ ?? つぶすよ ?? 」

 茜はにっこり笑顔で絢にせまる。身長差があるので茜が絢を見上げる形になっているが充分気迫がある。それに対して絢は胸の前で手を突き出しながら後ろへ下がった。

 「はいっ !! 今やります !! 許してくださいっ !! すみませんでしたっ !! 」

 よろしいとでもいうように笑っていなかった目を茜は笑わせる。そして席に着き先程の作業の続きに入る。