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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 青空 ※スレタイ仮です^p^ ( No.40 )
- 日時: 2011/10/23 19:23
- 名前: 神楽 ◆7ZwAdm0uqc (ID: qlgcjWKG)
- 参照: うりゃほい←
第7話
「だって、茜の事ずっと見てるからっ」
苦しそうに、かつ、しっかり重みを込めて絢に問いかける。答えを聞いてはいけない。でも引き下がってはいけないのではないのだろうか ?? 心の中で春は見えない何かと葛藤していた。
「別にそっ、てか自分でも分かんねぇよ」
頭をくしゃくしゃにしながら、頬を赤らめながら、目を潤めながら。絢は静かに語りだす。
一つ一つの動作が愛しい。春は思ってしまった。もう叶わない。許されないのだと。そんな事は知ってる。でも好きになるのは許してほしい。抑えるのが難しい。溢れ出る涙さえ拭う事さえ出来ない。何て格好悪いのだろうか。
「赤崎—— ?? どした ?? 」
好きになんてなってくれないくせに、またそうやって優しくするから諦められないじゃないの。鈍感ばかっ。今伝えたら後悔——しないよねっ ??
自分にそう言い聞かせると春は重たい口を開けた。
「うち、絢の」「春っ !! 大丈夫 ?! 絢が泣かせたのっ ?! 」
——あっ。あっ、
私今何しようとしてた ?? こんな事したら余計自分の気持ち混乱させるだけじゃんか !!
「だいすき」って4文字だけなのに何で伝えらんないんだろう ??
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