コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法学校へようこそ!! ( No.2 )
- 日時: 2011/06/16 22:53
- 名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)
第3話 〜やっぱりなんか変!?〜
その日は、ともなも、頭痛を訴えて早退してしまった、そしてまゆかも、なつきも、先生も、教室に現れることはなかった。
担任の、先生の代わりに副担任の先生が授業してくれたんだけど…
みんなが
「来ていない子達や、先生は、どうしたんですか?」
って聞いても、どの先生も力なく笑って
「大丈夫よ…」
っと言うだけだった…
「ぜっったいなんかある!!」
さっきから後ろの席で口を尖らせて
叫んでいたルナちゃんは、
「ねっ!!ユウカちゃん」
つて…「うん」って言え、みたいな顔であたしに同意を、求めてくる
「あ〜あ…そうだねぇ…アハハ…」
あたしは、あきらかにつくった笑顔で、返す
「ほんと…どうしたんだろうね…」
「ほんと!ほんとー先生まで帰って来ないしあおいくんもいないしぃ〜」
そしてまた、
「ぜっったいなんかあるよねー」
って呟いた
リーン♪ゴーン♪リーン♪ゴーン♪
ちょうどチャイムが鳴ったので話は、そこまでにして、みんな帰ることにした。
「ね〜ぇなんか怖いから一緒にかえろーよー」
ルナちゃんがさっきから何回も言ってくる
「いいけど…」
あたしは、外の雨を、チラッとみながら、
(こんなに、雨が降ってたんじゃ、明日は、学校休みに、なるかも〜)
って考えながら、答えた。
明日が、休みになったらー何しよっかなぁ〜♪
「ゆうかちゃーん はやくぅ」
気付けば教室には、あたし達しかのこっていなかった
「先行ってていいよ?」
「いやだ!!まっとく!!」
あたしは、バッグに教科書と、グチャグチャになったプリント等をてきとーに入れて、ルナちゃんと、教室を後にした。
もうみんな帰ってしまったのかどの階の廊下も、静まりかえっていた。
「なんかこ…怖いね…」
ルナちゃんがあたしの制服の裾に、しがみついて震えながら、声をだした。
普段この時間でも、まだまだ明るい方なんだけど、今日は、雨のせいで
暗くなっていて廊下の、奥が見えない状態に、なっていた、
「うん…」
確かにこれは、怖いと思った
重いドアを、ルナちゃんとおしあって開けて外に出た、
外は、昼なのに、夜みたいな暗さだった、あいかわらず雨は、すごい勢いで、降りつづけている。
「……ぃ…………ゃ…………」
ルナちゃんが何か言ったけど雨の音の方が大きくて全然聞き取れなかった
「なに!?」
そういったあたしの声も、ルナちゃんには、聞こえていなかった。
学校の、前には、大きな列車が止まっていた。
「うゎああー 早くいかないと」
びしょ濡れ覚悟で傘をささずに走っていこうとしたとき、どっかから呪文を、唱える声がしたような気がした。
そしたら、あたしと、ルナちゃんの上
に、透明なドームが現れた。
「えっ?」
あたし達は、顔を見合わせてると、
「ドームがある間は、二人とも濡れないから早く走ってきて!!」
と、ある声が心に響いてきた。
ルナちゃんにも聞こえたらしくて不思議そうな顔を、していた。
まぁそれは、後で考えて…。
今は、走るーーーーーーーーーーーー
あたし達は、いそいで列車に乗り込んだ。
あの声、 <テレパシー>
そんな魔法いったい誰が?
今だに、勢いをおとすことのない雨を、あたしは、眺めながらその事で頭がいっぱいだつた……