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Re: 魔法学校へようこそ!! ( No.27 )
日時: 2011/07/02 22:11
名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)

第九話 〜あおさ〜

なんで…
あたしが闇の城なんかに?

『なつき様は、けっかいの中におられると思います。』
『闇の国の人がつくったけっかい』
『逆の力…』
『たすけて…』

まさか…
あたしは、冷や汗がでてくるのを感じた。
「アハハハ… いくら何でもなつきが闇の城なんかに…」
そしてまたアハハと笑って後ずさりした。
「それにしても、こんな不気味な絵
毎日見て暮らすのかな、城の人は…」
あたしなら家出するけどね☆
そうなったら、なつきのとこにいってお泊まり会とかしてそー(笑)
じゃなくてー
ここからどうやって出よう…
その時手に持っていたランタンの灯りが消えた
「えっ…?」
風は吹いてないのに…
他のランタンはついてるのに…
あたしが不思議そうにランタンを見つめているとガラスの部分にあたしの顔ともう一人誰かの顔が暗いなか写っていることに気づいた。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
でたーーーーーーーーーーーーーーー
どーしよー
「あの…」
「え…?」
ゆっくり後ろを振り返ってみるとそこには、小さい女の子が立っていた、暗くてよくわからないけど深い青色の目が、あたしを一瞬睨んだ気がした。
「えーっと…」
確か、あたしこの子知ってるんだよねー 誰だっけー
「あおさです。」
「あーあぁ あおさちゃんか…」
(なんで あおさちゃんが…)
あおさちゃんは、あおいのいとこで仲良しらしいけど冷静な感じであたしは、嫌い…
(こんなとこで出会うなんて…)
「そんなに大きい声を出されたら城の者に見つかってしまうと思いますが…」
あおさちゃんがため息をつきながらあたしを見つめてくる。
「ごっ…ごめん…」
「私に謝らないでください。」
じゃあ大きい声出すなとか言わないでよ…
「あ あおさちゃんは何でここにいるの?」
「関係ありません。貴方こそなんでいるんですか?」
何この子!?なんかむかつく…
「あたしは、みんなを助けにきたのよ!!」
「貴方一人で、ですか?」
そういうと小さい声で「自信過剰なんでしょうか…」っと呟いた。
「あおさちゃんは、何で居るのって聞いてるじゃん!!」
あたしの怒りが頂点に達した。
「いちいち騒がないでください。さっき言ったばかりなのに学習能力がないんですか?
私は、あおい様を助けに来ました…それだけですけど…」
「はぁ!?
あんた、あおいだけ助けにきたの?
他の人は、どうなってもいいの?
この自己中!!」
「口が悪いですよ…何でこんな方がプリンセスなんでしょうか…不思議です。
私に、他の人は関係ありません どうなろうが…
それに自己中は、貴方の方です。」
「なっ なんですってー」
「時間のムダです。私はもう行きます。」
そういうとあおさちゃんは、スッと消えた。
「なんなのあの子!!」
でもここになつき達がいるんだ…