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番外編　なつき&あおい編

あれから、半日…
助けはいつになったら来てくれるのだろうか…
「信じてればきっと来るさ…」
「えっ？　うん そうよね…」
あおいは、魔法で私の心を読んでいた…訳じゃなく私の気持ちに気付いててくれたんだ。
「なぁ　なつき…」
「なに？」
「嫌な予感がする…」
「えっ？」
あおいの紺色の瞳は、なつきの方をじっと見つめている。
「嫌な予感？」
なつきも、水色の瞳をあおいに向ける。
「アイツが…ユウカが危ない気がする…」
「ユウカちゃんが！？」
「うん…」
「何で？」
「この感じなんだろなぁー　
俺と似た感じだけど闇にも似てる…」
「？」
「あおさ…」
「えっ！？」
「あおさがこの城に…？」
「あおさちゃんってあおいの幼馴染みの？」
「うん…」
あ　お　さ…

　　　　ー今から5年前ー
なつき:5歳ぐらい
あおい:5歳ぐらい

なつきは、いつものようにあおいと遊ぼうと思って待ち合わせ場所に行った。
でもそこには、あおさちゃんに刺されたあおいがいた　あおいは、死んでいた。
なつきは、あおさちゃんに見つかる前に逃げてお母さんに言ったんだけど
「あおいくんならいきてるわよ？」
っと言われてから、あの場所に行って見ると、あおいは王女様の魔法で助けられ、あおさちゃんは舌打ちをしあおいが死んでいたのを見た人の記憶を消して、何事も無かったことになった。
でも、あおさちゃんは、なつきが見たことに気付かず記憶を消していない…

「なつきどうした？」
「いや…なんでも…」
「そうか？」

ユウカちゃん…
私に元気な姿を見せて！！