コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法学校へようこそ!! ( No.4 )
- 日時: 2011/06/16 22:51
- 名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)
第五話 〜魔法〜
あたしは、なつきの声に頭が真っ白になった。
「なつき…どうしたんだろう?」
一人ポツリと呟いてみた。
そのとき コンコンと、ドアをたたく音が聞こえた、
「姫様 はいりますよー?」
明るい調子の声まちがいなくメイドの声だ、そういうとガチャっという音と、ともにあたし専属メイドのシルアが入ってきた。
あたしは、さっきの事をどうしたらいいのかわからずシルアに相談してみた。
「なつき様からのテレパシーですか…」
シルアは、いきなりあたしが泣く勢いで話始めたからびっくりしていたけど
今は、あたしの相談に真剣に考えて答えてくれようとしていた。
「うん…たぶんなつきから…」
「そうですかー、でもなつき様は、テレパシーなんか使えるんですか?なつき様の住んでいらっしゃるウォールの国は、“水氷冷零壊の魔法を得意としていて、テレパシーなどという魔法は王家の方で使えるか使えないかという魔法でして…」
そういうと、シルアは一枚の細長い紙を取り出して
「我が国と共に生きる風よ今彼の者の望みを聞き入れたまえ」
と、叫んだ するとシルアの周りを銀色の風があらわれて円を描くようにクルクルまわってシルアを、包み込んだ
「心通音魔法」
また、シルアの呪文を唱える声が聞こえてきた。
すると銀色の風は、止み、あたしの心に
姫様聞こえますか?私の声が聞こえてるなら、心のなかで私に、呼びかけてください。
と、聞こえてきた、あたしは、びっくりしたけど
うっ…うん、聞こえてるけど どうなってるの?
すると今度は、ちゃんとあたしの耳に
「この魔法は、少しの間だけ他の国の魔法を、使えるようにする魔法なんです。
なつき様がもしテレパシーを、使ったのであればこの方法しかありえないと思います。」
「おお〜そうかぁーこれで謎は、解明したわけね〜☆ 」
っとあたしが喜んでいると
「ですけど…なつき様は、そんなに強い魔力を、お持ちですか?
確かになつき様は、ウォールの国のお姫様ですが、まだ子供ですし…
大人の、私がやっても半径100cm
程度までしか届きませんのに…ましてや、こんな遠い所に届けるなんて無理だと思います。それに…姫様に頼ることは、ないかと…」
「なっ!!どういう意味よー」
あたしがそういうとシルアは、慌てた様子で、
「いえ、決してそういう意味ではありません…ただ…王女様とか、もっと大人の方に、助けを求めたほうが良いかとおもいまして…」
「ふ〜ん」
「とっとりあえず、王女様に相談されては、どうですか? 私も色々しらべて参りますので、」
「ママかぁ〜…なんか今日は、忙しそうだったんだけどなぁ〜…」
まぁなつきが大変なことになってるかもしれないしなにが起きてるかおしえてもらわないとね!!
部屋をでたあたし達は、『では、またあとで』といってそれぞれ反対方向に、廊下を走っていった。