コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法学校へようこそ!! ( No.50 )
- 日時: 2011/07/16 11:55
- 名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)
第十五話 〜扉〜
開いた扉からは、闇がなだれ出てくるかのように闇が広がっている。
「本当にここの部屋にみんな居るの?」
りんかちゃんは、前を見つめたまま
「はい…」
っと呟いた
あたしが、部屋の中に足を踏み入れようとしたのをりんかちゃんが無言で止めた
「下がっててください」
「えっ?」
あたしがそう言った時天井の方から甲高い声が聞こえてきた
「アハハハハハハハハハハ
小娘よくここがわかったな」
りんかちゃんがあたしに小さな声で
「相手の目を見てはいけませんよ…」
っと囁いた。
そんな事を言ったってこーんな暗闇で誰がどこに要るかもわからないのに…
「皆さんを返してください」
りんかちゃんが直球に用件を言う
「そうよ!!みんなを返しなさいよ!!」
りんかちゃんがギョッとしてあたしの方を振り返る
「ユウカさん黙っておくのが無難ですよ…」
その言葉にムッときたもののあたしの余計な一言でみんなが大変な事になったら困ると思って口を閉じた。
「偉そうに小娘はその子の奴隷かなんかかい」
どうやらあたしに小娘と言っていたらしい…
「別にそんなんじゃありません。それより私は皆さんを返してくださいと言っているのですが」
りんかちゃんは、厳しい口調で見えない敵に話かけている。
「それは、無理な相談だね〜 アハハハハハハ」
どうしよう…こんないつまでも言い争っていたらみんなが…
「りんかちゃん…」
「何ですか?…」
「早くみんなを助けないと…」
「わかってますよ…」
「じゃあ早く魔法でケリつけよ!!」
あたしとりんねちゃんは、王家の血を引き継いでいるからそこらの大人よりは、魔法力はあるし大丈夫っぽいけど
「…闇の城の者との魔法の攻撃戦は魔法を選ばないといけません…」
もぉー いいからそんなのあたしは、早く助けたいのに…
「アハハハハハハハハハハハハハハハ
小娘今頃遅いわ!!
もうみんな死んでしまって今頃あっちの世界におるわ!!
アハハハハハハハハハハハハハハハハ」
えっ…
そんな……
呆然と立たずむあたしにりんねちゃんは、
「ユウカさんよく思い出してください…」
っと言った。
思い出す?何を?みんなは、もう死んだんだよ…あたしがトロトロいしてたせいで…
「ユウカさん!!!」
りんかちゃんが怖いほどあたしを睨み付ける、まるで思い出してくださいと言わんばかりに
「小娘ショックでものも言えんか
アハハハハハハハハハハハハハハハハ」
なつき達コイツのせいで…
あたしは、床に崩れ落ちた、
ガサッ
その拍子に何かが床に落ちた
あたしは、その物の方に視線を移す
「これ…」
りんかちゃんは、黙ってあたしを見据えてる
「あっ!!」
そうか!!そう言うことか!!
「りんかちゃん!!」
りんかちゃんは、あたしに微笑みかけ
「行きましょうか」
っと言った…
あたしは、何でりんかちゃんが?っと思ったけど今はもうどうでもいい
「うん!!」
っと返事するとりんかちゃんの後を追って扉の中に入った