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Re: 魔法学校へようこそ!! ( No.51 )
日時: 2011/07/16 14:31
名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)

第十六話 〜救出!!〜

扉の向こうには、あの少女がいた…
「なっ!!…」
その子はニヤリと笑うと
「お姉さん久しぶりですね〜 さっきも会いましたけど」
っと言った
あたしに壁の仕掛けを教えてくれた女の子…
「何で、あなたが…?」
「ユウカさん…この方こそが闇の城に支える(つかえる)闇の城の第3王妃なんです…」
闇の城に支える者が闇の城の王妃?
どういう意味?
「小娘 いや…お姉さん驚きましたか〜(笑)」
「ユウカさんをこの部屋に導くために仕掛けを教えたんです。」
りんかちゃんがあたしに囁いた。
「そんな…」
「私は、お姉さん一人で良かったんですけどね、余計な子までついてきちゃったわけかー」
りんかちゃんを睨み付けてそう言った。
「どこから入ってきた」
その子は、低く恐ろしい声でりんかちゃんに訪ねた
「魔法ですけど…」
りんかちゃんは怯まずその子の方をジッと見つめている。
「みんなは、返してもらいます」
そう言うとりんかちゃんは、宙を蹴り
【緑の剣!!】
っと叫んだりんかちゃんの手には、緑色に輝く剣が現れそのままその子の頭に剣を振り落とした
カッカーー
緑の光が溢れだしその子を包み込んだ
「おのれー 何をする!?」
その子は、みるみる内に年老いた姿に変わっていく
「魔法で姿を偽っていたのです!!」
シュタっと着地するとりんかちゃんは、そう言った。
「貴様〜 よくもやっくれたなーぁぁ」
そう言いながらも、その子は地面に吸い付くように消えていった。
「…」
「相手は、完全に消えた訳ではありません…体は、他の場所にあります…」
「うん…」
【緑の焔】
りんかちゃんが呪文を唱えて部屋の中が明るくなったと同時に誰かがあたしに抱きついてきた
「なつき!!」
「ユウカちゃーん 会いたかったよ〜」
そう言うとなつきは、泣き出してしまった。
「なつき大丈夫!?」
「わたしは…ひっく …でもみんながひっく」
あたしは、なつきから顔を上げ周りを見渡す
「なっ!!…」
その光景に絶句する
「これは…」
りんかちゃんも横で目を見開いている
「みんな本当に死んじゃったの…」
みんな、倒れていた
「なつきどういうこと?」
「あのね…闇の城の人がみんなに魔法をかけちゃって… みんなが…」
そう言うとなつきは、また えーん
えーんと泣き出してしまった。
「ちょっと 待ってください 何で貴方は平気なんですか?なつきさん…」
りんかちゃんがいぶかしげになつきを見る。
「なつき?」
(まさか…)
あたしは、急いでなつきから離れた
「違うの!! 私は、このお守りがあったから…」
っとなにやらお守りを取り出した
「闇魔法のお守りですね…」
「今朝、おばあさんに貰ったの…」
「そうですか…」
そう言うとりんかちゃんは、なつきから視線をはずして倒れている人達の方を見た
「死んではいませんね…」
「えっ!!」
「魂が取られているんです…」
「そんな…」
りんかちゃんは、しばらく考えてから
「ユウカさん、なつきさん力をかしてくださいますか?」
っと言った
あたしとなつきは、顔を見合わせてから
「いいけど…」
っと答えた
「なつきさん【水の壁】って使えますか?」
「えっ? うん まぁ…」
「ユウカさんは【風の壁】使えますか?」
「いや… 使えないかも…」
「そうですか… 5人居なければできない魔法なので…」
「それなら… あおいも居るけど…」
「えっ?」
「あおいも、お守り持ってたから助かったんだ!! ねっ!!あおい!」
あおいは、面倒くさそうに起き上がると
「ああ…」
っと答えた
「でも、あおい気分悪そうで…」
「ふーん まぁ居ないよりマシなんじゃなーい?」
「ユウカテメェー」
「いいから早くしてよね!!」
「でも、あと一人は?」
「あっ!! あたし呪符もってるよ!!」

ー5分後ー

「わかりましたか?
ユウカさんが【風の鎖】と【闇の鎖】
なつきさんが【水の壁】
あおいさんが【雨の波紋】
私が【緑の壁】
を一斉に使うんですよ?」
「「「わかった。」」」
りんかちゃんの手の上にあたしの手その上になつきとあおいの手
みんなで顔を見合わせて
頷いた
「我先に命じる 我が国と共に栄える植物よ今彼の望みを聞き入れたまえ【緑の壁!!】待!!」
「前続次続ウィンの国のユウカが命じる【風の鎖!!】待!!」
「我が国と共に統べる水よ 今望む者に力を与えたまえ!!【水の壁!!】待!!」
「空雲切断 天を揺るがす者が命じる今望む者の望み通りに【雨の波紋】待!!」
「我が国と共に生きる風よ!!今彼の望みを聞き入れたまえ!!」
【闇の鎖!!】

「「「「発動!!」」」」
カッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目を開けていられないほどの光が一気に倒れている人達に降りかかる
しばらくして
目を開けて見るとそこには、何もなかった。
「みんなは?」
「皆さんは、闇の城の前に送り届けました、それが【風の鎖】です。」
「ふーん? それで!!みんなは、助かったの!?」
「はい」
「やったーーーーー」
「では、私達も帰りましょうか」
「うん!!」


色々と謎は残ったままだけど、みんなを無事?に救えてよかったー♪
いつかその謎も解る時がくるよね!?


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ーあとがきー

やっと、「闇の城編」が終わりました〜
色々と謎を残したままですが…
次は、どんなお話にしようか…
これからも、よろしくお願いいたします。

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