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Re: 魔法学校へようこそ!! 〜ユウカと花の都〜 ( No.59 )
日時: 2011/07/17 21:53
名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)

第七話 〜それぞれの悩み〜

「今日は、どうしますか?」
「なんか、疲れたから休んでいい?」
「いいですけど… まゆかさんは?」
「わたしは、勉強してていい?」
「では、私もやり残してきた用事があるので失礼させていただきます。」
「うん」
りんかちゃんは、部屋を出ていってあたしは、床に寝転がった
(あー あおいのせいで疲れたー)
「ユウカちゃん…」
「なっ 何まゆか!?」
あたしは、びっくりして声が裏返った
「あおい君…わたしの事嫌いなのかな…」
「え?いや…そうじゃないと思うよ…」
「でも…」
「多分まゆかに迷惑をかけたくなかったんだよ!!」
「そうかな?」
「そうだよ!!」
「だといいな…」
「うん!!」
「でも、わたし りんかちゃんとあおい君が仲良かったなんて知らなかったわ…」
「親が仲良いだけだって!!」
「…」
「まゆか?」
「ユウカちゃんごめんね…」
「えっ?」
「疲れてるんだよね…」
「あ〜 うん…」
「じゃあ、横になってていいよ」
「うん、おやすみ…」
「おやすみ」
寝るのには、早すぎるけど昼寝だと思って寝よう!!
あたしは、ちらっと時計に目を向ける
6:30
窓からは、夕日がさしこんでいる、恋っていうのはそんなに難しいのかな…?あたしには、まだよくわかんないや…

気付けばあたしは、寝ていたらしい窓からは、月の光がさしこみあたしを照らしていた。
ハッ!! みんなは…
あたしは、飛び起きて部屋を見渡す
「まゆか!!」
まゆかは、テーブルの上にふせて寝ていた
まゆかも、疲れてたんだ…
コンコン…
誰かが部屋のドアをノックした
「おーい ? 入るぞ」
あおい!!あたしは、とっさに寝たふりをした。
ガチャッという音と共にあおいが部屋の中に入ってきた
「何だ?寝てんのか?」
(うん!!だから早く出てって!!)
あおいは、出ていかずに部屋の中に入ってくるとまゆかの宿題の表紙を見た。
「【魔女三級ドリル】っか…」
あたし達の年は人間界でいうと10〜12歳ぐらい(中取って11歳でいいや☆)何だけど、階級って言うものがあってそれにあった宿題とかテストとかが出されるのよね〜
まゆかもう三級なんだ!!あたしなんか十級なのに… 落第点…
「三級か…どーせユウカは、落第の十級だろうな…」
(何なのよー)
「頑張っても、成果が全然でねーし」
(それってあたしのこと?)
「三級なんてよっぽど勉強したんだろうな…俺は、もっと頑張らねぇーといけねぇのか…」
(自分の事?)
そう悲しそうに言うあおいの横顔を月の光が照らし出して余計悲しく見えた。
(あおいも、何か悩んでる事があるのかな…)