コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔法学校へようこそ!! 〜ユウカと花の都〜 ( No.61 )
- 日時: 2011/07/19 11:23
- 名前: ゆき (ID: ySP8nr/s)
第九話 〜深まる謎〜
カッチ カッチ カッチ カッチ
ただいま 11:00
ねむれなーーーーーーい
どーしよ、あと祟り発生まで1時間!!
もぉー!!りんかちゃんが余計な事言うからーー
何かトイレ行きたくなってきた…
あたしは、横に目を向ける
まゆかもりんかちゃんも、もう眠っちゃってる…
一人で行くしかないか…
お城の中だし、誰か起きてるでしょ…
あたしは、ドアノブに手をかけ静かにひねった
ガチャッ
ガチャッ
(えっ?)
驚いて横を見てみる、そこには、驚いた顔で立っているあおいがいた。
「なにしてんだよ」
「あたしは、トイレに起きたのよ!!あんたこそ何してんのよ!!」
「俺も、小便だっつーの」
「…」
何であえて同じタイミングで出会うわけー!?
最悪…
あたしとあおいは、仕方なく一緒にトイレに行くことになった。
トイレの電気は、付いていて妙に明るかった。
「ユウカお前どうせ祟りが怖くて寝れねーんだろ!!」
「別に!!あんたこそ怖かったりして!!」
「俺は、祟り何か信じてねぇーからな…」
「じゃあさ!!12時まで一緒に起きてようよ!!そして祟りを一緒にうけるのよ!!」
「はぁ!?俺をまきこむな!!一人で起きとけ!!」
あたしは、立ち去ろうとするあおいの紺色の髪を引っ張った
「何だよ!?いてーな…」
「あたし本気で祟りが怖いんだからね!!」
「だから何だよ!?」
「だから… 一緒に起きといてっていってるの!!!」
あおいは、あたしを見つめてため息をついた
「祟り何てねぇーって言ってんだろ!!」
「でも…」
あおいは、そう言うあたしの頭を撫でてから
「もし、お前が祟りにあったら俺が守ってやるよ…」
っとあくびをしながらそう言った
そうじゃなくて…
あたしは、守ってもらわなくていいから、
祟りがあるかどうかを証明したいだけなんだよ…
黙りこんでいるあたしを変に思ったのかあおいは
「そんなにこぇーのか?」
っと聞いてきた。
「まぁ…」
「仕方ねぇーな そんなに言うんなら俺もお前が寝るまで起きといてやるよ…」
「えっ!?ほんとに!?」
「ああ…」
「ありがと!!」
「いや…」
あおいは、そう言うと窓の外を向いた
「赤い月…」
「えっ?」
そう言えばさっきも赤い月見たんだっけ…
あたしもあおいの横に立って月を見る、さっきは、お城の真上にあった月も丁度あたし達の目の前の空に動いていた。
『嫌な予感がする…』
あたしの頭にあの時聞こえてきた声がこだまする
「? どうしたユウカ?」
「あの時と同じ赤い月?」
「えっ…?」
「あの時って?」
「…」
「あおい知ってるんでしょ!!祟りの事!!だから祟りなんてないっていったんだよね!?」
「ユウカ早く寝るぞ…」
「ごまかさないでよね!!あんたがそうやってあたしに隠し事すると、あたしが祟りの事気になるんだからね!!」
「…じゃあお前は?」
「えっ?」
あおいは、あたしに冷たい視線を投げかけて
「じゃあ、お前は、俺らに隠し事してねーのかよ!?
俺らにだって隠し事ぐらいあんだよ、お前には言いたくない事がな!!」
あおいは、そのまま部屋へと入っていってしまった。
「何だってゆうの?」
いいし!!そっちがあーんな事言うんだったら、あたしが祟りにあってもどうも思わないんだろうし!?
一晩中起きといてやるし!!!