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　　第5話　


　　　
　　　夜---




　　　あたしの部屋の窓から月が見える



　　　とても綺麗な月の日



　　　お月様…おいしそ❤



　　　っていや、違うだろ！



「優花姉？電気消すよ？」



　　　同じ部屋で寝ている胡桃。


　　　くりくりした目に長いまつ毛


　　　ほほもすきっとしているきれいな女の子


　　　あたしと一つしか違わないのに、とても大人っぽいしね。



「優花姉、咲のことはあまり気にしなくていいと思う」



「え？」



「ううん、なんでも。じゃあ」


















　　　　　　真夜中のことだった




　　　がちゃっとドアを開ける音…


　
　　　　　胡桃は眠っているし




　　　　　　え、だれ？




「優花姉、眠れないんだけど」




　　　　　そこには、空の姿。



　　　　な、なぜそんなキレ気味？





　　　ぶすっとした顔で部屋に上がってくる空



　　　もともと美少年なだけにこわっ










　なぜ来たかというと実は、空と咲のベットは隣通しになっていて


　　　　
　　　咲がベットに上がってきて、寝相が悪くて



　　　　首を足の裏でぐぃぃぃぃぃぃぃぃーっと…





「そんでさ、咲がさ？」




　　　　興奮したように空はすべて語った。



　　　　でも、その表情は怒っているんじゃなく


　　　　
　　　　嬉しそうに、微笑んでいるように思えた。




「楽しそうだね、咲といるのが」




「え？そんなことないと思うけど」




「…ううん、きっと楽しいんだね」





　　

　　　だったらさぁ、空



　





　　　　咲のこと、大事にしてあげてほしいんだ









　　　　空の咲への気持ち、きっとあたし悟った---