コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 夏の夜は花を咲かす しょっぱなからオリキャラ募集 ( No.18 )
- 日時: 2011/06/16 16:52
- 名前: サイラ (ID: 0LEStScZ)
第7話
咲side
優花姉が大声出した。あたしに向かって。
最近そっけないと思ってたけど、やっぱり
あたしのこと嫌いだったんだ。
嫌いだったんだ…。
「んぁあぁあぁあ、なんでどいつもこいつもあたしのこと
裏ぎんのよー!!!」
ちょっと…どうしたのあたし
今までだってあたし、一人だったじゃん。
確かに兄さんはいた。
でも、それ以外はまったくもって赤の他人
「あたしのことを意味もなく差別する虫ケラなんじゃーい
オーッホッホッホ!!!」←狂った
「…咲」
ん?誰?
振り返るとそこには、赤い髪にオレンジの目をした
男の子がいた。寝る部屋が一緒の…誰だっけ?
「大丈夫?」
…はぁ?知らない人に心配されてるぅ?
「ふん、そんなことよく言えるね。あたしのこと全く知らねえでさ」
何、感じ悪いって?かもね、でもしょうがないでしょ。
こういう態度しかできないんだもん。
優花姉と桃子には絶対しないけどねー
「…怒られたんだろ、優花姉に」
「は?違う。あれは喧嘩売られたから買ってあげたの」
「…ふぅん」
それきり、その子は何も言わなかった。
何よ、心配ぶってんの?
…不思議、だな。
何が不思議って…似てるの。
幼いころ一度だけ会った父さんの顔にそっくり
きれいな横顔…。
「真昼の空には、星はないんだな」
「はぁ?」
「俺、星が好きなんだ。一つ一つ頑張って輝いてる」
一つ一つ、頑張って輝いてる…。
「なんかさ、この孤児院が空だったら俺たち、星みたいだな
俺は輝くことなんてできないけど…」
「…」
そんな話をしているうちに、あたしたちは
自分たちの過去を語り始めた
時に涙を流しながら
でも、どうしてだろう、空は父さんと本当に似ているね
その端正な顔立ち…。
続く
初の、咲side
お楽しみいただけました?
でも、話が本当に進んでない
一応この話
構成的なものがあるのです
まあ、懲りずに見てくださいな。