コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 夏の夜は花を咲かす しょっぱなからオリキャラ募集 ( No.4 )
- 日時: 2011/06/13 22:41
- 名前: サイラ (ID: 0LEStScZ)
第2話
「もうすぐおやつの時間だからみんなを呼んできて?」
そう言うと、桃子は「はい」と返事をして
部屋を出ていく
咲は「めんどーくさいっ」とかなりご立腹で
出ていく。
本当にお子様だなぁ。あたしの次にお姉さんのはずなのに
ここにいるだれよりお子様だな。もちろん
咲以外にも13の子はいるけど
すぐに怒るような子ではない最初、咲は怒りん坊じゃなかった。
ここへ来たとき、泣きながら
「兄さんと離れて暮らすの嫌」
なんて言ってたっけ
どんな事情かは知らない…その子が話せるまで
こちらから問い詰めてはダメ。それがここのルール。
きっと、とても悲しい理由なんだ。
だから、訊かない
きっとまた、心の傷をえぐることになる
本人が話せるまで、こちらが知ろうとしてはダメ
まぁ、桃子に関しては別。
「忘れちゃったの」なんていってるんだし。マイペースだもんね!
今日のおやつはクッキー
ふんわりサクサクの私が唯一得意とする料理
それ以外には、 触れないで…。
チョコチップ、クリーム、小さなデコレーション
「るりら〜♪」
お菓子作りって楽しいなぁ〜
将来パティシエになるのもいいかな
でも、なれたらだけど
「るるる〜ん♪」
「…楽しそうだね」
「…空?」
紅い髪にオレンジの瞳…。
やっぱり、空だった。
この孤児院には、結構長くいる。引き取られたこともあったけど
暴力を受けて、またあたしたちの家族になった。
帰ってきてくれて嬉しいけど、空にしたら複雑だっただろうな
「…そんなことない。あんな奴らと暮らすより…」
「ん?なに?」
「いや…優花姉、俺も手伝うよ」
「そっか、頼もしいよね、あんたは」
そういうと、不器用にはにかむ空
もともと、端正な顔立ちをしていてまだ13の男の子なのに
大人っぽくて、それでいて可愛らしい。
それがうまくはにかめなくているのは
なんだか、微笑ましいな。
「優花姉は咲のこと、好き?」
え?
「あんなだけど、俺は好きだな」
ああ、やっぱりそういうことか。
LOVEの方かと…恥ずかし
「そうだね、あたしも咲のことは好きよ」
続く
***
向日葵さん、お越しいただきありがとうございます!
感謝感謝!
ほかの方もどんどん来ていいのよ〜☆
gdgdだけどね!