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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになったら・・・ ( No.102 )
- 日時: 2011/11/05 22:43
- 名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
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今日はうちの部活は県大会。
陸上部だけ、学校に行かない事になってる。
「野球部と吹奏楽部・・・」
それは桐原君と未希ちゃんの部活。
ほんとは2人の名前なんて並べたくない。
・・・いつからこんなに好きだったんだろう・・・?
自分でも知らないうちに、どんどん好きになってく。
今日は私が居ないから、未希ちゃんはチャンスだなあ・・・
そんな不安を抱えながら、大会に向かった。
県となったら、レベルが高い。
地区で見たのとはまた違った。
あの時速いって思ってた人が後ろで走ってたりして驚いた。
予選落ちした私と莉子は、速い人の足の動きを見て、勉強してた。
ほんと、県は参考になるなあ・・・。
まあ、地区も十分だけど。
色々学んで、1日があっという間に終わった。
次学校に行くのは月曜日か…。
調理だよね。
楽しみだけど、終わったら班が変わっちゃうからなあ・・・。
そうなったら、つながりがない。
席が遠い。
体育のソフトボールもバレーも違うチーム。
もう、家庭科がなくなったら、他に繋がりがなくなっちゃう。
何度目かな?
クマを握りしめるの。
どんなに握っても、届かないのに・・・。
そんなの分かってるのに。
でも私を期待させるのは、あの日奇跡が起きたから。
ずっと握りしめていたら、
君が私に笑ってくれた。
あの奇跡が、もう1度起こってほしい。
ううん。私はきっと欲張りなんだと思う。
1度だけじゃ、足りない。
何度あの笑顔を見ても、思う事はいつも同じ。
幸せの裏腹。
「私は特別なんかじゃない」。
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