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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになったら・・・ ( No.105 )
- 日時: 2011/11/06 12:13
- 名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
- 参照: http://番外編も書きたい。7話は80%フィクション
7
明日は調理実習。
すごく、すごく楽しみ。
調理実習が楽しみなんじゃないよ。
桐原君と話せるのが、楽しみなの。
ねえ、桐原君?
あなたの好きな人は、一体誰なの-------?
考えてる事が分からない桐原君。
好きな人も分からない。
プルルルル・・・
電話が鳴った。
「はい、もしもし」
「あ、佳子!?莉子だけどさー、時間いい?」
「全然いいよ」
「あのさあ、明日調理じゃん?」
「あーーー・・・うん」
「聞いてほしい事があるんだけど」
「誰に、何を?」
「桐原君に、ポッキー貰ったかどうかを」
・・・ポッキー?
ああ、あれか。
もう1人の男子が、県大会で勝ち進んだら、明日学校来れないから。
桐原君に預けようって言うあれか。
「却下」
「なーんーでー!!」
「そんなくだらないことで電話したら、嫌われる」
「好きだったらそんな事で嫌いにはならないよ」
「いつ桐原君が私を好きって言った?」
「むしろ好きな子から電話かかってきたらくだらないことでも嬉しいって言うかー」
「聞いちゃいないな」
はあ・・・
昨日大会だったのに、どっからその元気が湧いてくるの・・・。
「知りたいなら自分で聞いて」
「私は佳子を思って言ってるのにー」
「だってそんなくだらない・・・」
「しないと先越されるよ、どっかのおばちゃんに」
「未希ちゃんでしょ」
「おばちゃんだな」
これが桐原君の元カノかあ・・・
すごいな、ホント。
「とにかく電話はしないからっ」
「分かった分かった!勉強に専念しなさい!」
「はーい、じゃあね」
「ばいばーい」
はあ・・・。
赤面が止まらないって本当。
でも、ほんとのほんとに明日・・・!
明日になってほしい。
楽しみに私は休日を過ごした。
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