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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになったら・・・ ( No.11 )
- 日時: 2011/06/30 19:49
- 名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
9
いつからこんなに過剰反応だっただろう。
「あ、佳子さん、国語のノート提出お願いします」
色んな人のノートを抱えている桐原君は、相変わらずの声で私に言った。
「うん、ちょっと待って」
鞄からノートを取り出して、桐原君に渡す。
それからしばらくして、私が見た光景は───
「未希さん、ノート出して」
「あー、うん」
「急いでねー」
「はい、桐原君」
・・・・・ああ、そっか。
やっぱり桐原君は・・・
私なんてどうでもよくて。
いくら始業式の日助けて貰ったからとは言え、
「特別」何て事は無くて。
未希ちゃんには敬語で話して無かったのに───。
私って、馬鹿だとつくづく思う。
でも、諦められない自分がどこかに居た。
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