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Re: 好きになったら・・・ ( No.133 )
日時: 2011/11/17 18:21
名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
参照: http://急展開わおー



数日後・・・

「終わったー!」
「これで全部だよね!?ね!?」
「もう勉強しなくていいんだー!」
みんなはテストが終わったことへの喜びを思いのままに叫んでいる。

でも私は違った。
「莉子、」
「何?佳子、テスト終わったのに嬉しそうじゃないね?」
「いや、テスト終わったのは嬉しいんだけど・・」
「けど?」
「・・・莉子・・・私、告白しようと思うの!」

ぶつけた。
美織の言葉を深く考えると、タイミングは今じゃないかって思った。
「でもさ、佳子」

・・・でも?
え、何かいけないこと言った?私・・・?

「相野君にまかせな」
「何で…?」
「佳子が自分で言ったら、未希ちゃん何するか分かんないよ」
「・・・?」
「相野君が呼び出せば自然だし、まさか告白してるとは未希ちゃんも思わないでしょ?ね?」

「・・・分かった」
「じゃあ、呼んでくるから、相野君」

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「あ・・・のさ」
「ああ」
「私の好きな人さー・・・」
「き・・」
「は?「き」って誰?」
「き、桐原君・・・だから・・・」
相野君は一瞬驚いた顔をしたけど、また戻って、
「それで?」
「かわりに・・・告白して・・・」
「あー、分かった」

そう言って相野君は桐原君のいる集団へ向かい、
「ちょっと秀也借りるね」
と言って桐原君を連れだした。

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「言ってきた」
「っな・・・何て言った?」
「少し待って、だってよ。考える時間が欲しいって」
「あー、分かった」
「良かったじゃん!佳子」
莉子が言う。
「まだ分からないよ?振られてないよ?良かったね!」
「うん・・・」

私はこの時、考えていなかった。
「あの人」のことを。

告白って、こんなに辛く苦しい事なんだって。
恋って、こんなに人を涙もろくするんだって。

私はこの後最悪な形で知ることになった。