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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになったら・・・ ( No.19 )
- 日時: 2011/07/25 19:55
- 名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
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紗和が電話したことを聞いて、思った事は2つあった。
1つは、あの時紗和と莉子が話してたのはそのことだったんだって事。
もう1つは、もしかしたら・・・
紗和が桐原君を好きかも知れないって事。
「紗和は桐原君が好きなの?」
無意識に聞いてしまった。でも後悔はしなかった。
「それはないよ、絶対に」
「えっと・・・・?」
「紗和は相野君が好きなの」
そっか、と思ってその話はやめた。
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「・・・最悪」
今年もこの季節が来た。
そう、夏休み。
夏休みは部活がきついし、午後は暇だし、暑いし、宿題多いから、大嫌いだった。
でも、今年は桐原君に会えないのも寂しいと思った。
野球部と私達陸上部は、練習の日が被ることはあっても、離すことは無い。
桐原君を好きなのは、誰にも教えて無いから、皆莉子を応援してる。
だったら尚更話せない。
莉子の事は大好きな友達だと思ってる。
そうでなきゃ忘れたいなんて思うはずがない。
でも、諦められない自分が大嫌いだった。
ねえ、好きっていつか消えていくものだって言うよね。
私の思いはいつ消えるの?
誰か私に、自由な恋をさせて下さい。
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