コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 好きになったら・・・ ( No.2 )
日時: 2012/05/07 18:48
名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)

第一章 出会い



—————眠い。

朝は苦手だ。
そんな私、春瀬 佳子は今日から中1です。

朝は苦手なくせに、学校には早く行きたくて、
朝ご飯も食べずに学校へ行く。

おかげで貧血も多い。

—————始業式か。

めんどくさい半面、中1になる期待と不安も現れた。

「・・・行ってきます」
目も合わせずにそう言い、私は家を出た。

—————青い。
空は驚くほどに青かった。

そんな青空の下を、一人で歩く。
通学路には誰も居ない。私が学校に早く行きたいと思っている所為だ。

早く学校に行きたい理由は自分でも分からない。
ただ一番に教室に入って、静かに座って誰かを待つ。

そんな事を繰り返してきた結果、小5の時から1度も教室に入るのが二番目以降になったことが無かった。

つまりを言うと、いつも1番だった。

そんな事を思い出していたその時、

—————クラッ。

やばい、貧血だ。
どうしよう、こんなときに・・

誰も居ない道で一人倒れこむ。
私は気を失った。