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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになったら・・・ ( No.59 )
- 日時: 2011/10/01 10:53
- 名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
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大丈夫だから。
君が隣じゃ無かったのは、1年の時もそうだった。
クラスさえも違った。
存在を、知らなかった。
また、元に戻っただけでしょう?
ちょっと頑張れば、すぐに幸せになれるよ。
頭の中でいつも言い聞かせてきた言葉。
そうだよ。
きっとすぐ、彼氏と離れられるよ。
彼氏じゃ無ければ、誰でも良いんだからさ。
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数日後、遠く離れたお店に行った。
すごくお洒落で、お土産や石、キーホルダーなどが置いてあるお土産屋さんだった。
私はそこのアイスが評判だと聞いて来たんだけど、お店の中にあったクマのストラップに目が引き付けられた。
「可愛い・・・」
良く見ると、30種類ほどあって、1つ1つに意味が込められていた。
「この柄、可愛い」
ふと、手書き風のリボン柄のクマを手にとってみる。
「それ、欲しいの?珍しいね、佳子が何かを欲しがるなんて」
一緒に来ていた母に問われ、頷く。
「300円ね、買ってあげる」
不思議で、可愛い印象を持つクマのストラップを買ってもらい、評判のアイスを食べて帰った。
帰ると、早速普段学校に持っていく鞄に付けてみる。
このリボン柄のクマの意味。
「好きな人と結ばれる」。
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