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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 好きになったら・・・ ( No.7 )
- 日時: 2011/06/24 20:51
- 名前: いちご ◆cBsnu.Uy4o (ID: 0vH/svqy)
5
「桐原君ってお母さんみたいな字書くねっ」
と、プリントを配りながら桐原君に言った。
「え?そうですか?」
ちょっと照れながら微笑する。
うっわー。
こんなイケメン顔で笑うとか、反則すぎるー!
なんて、自分でも恥ずかしい事を考えた。
「てか何で敬語なの?」
「え、あ・・・」
もしかして嫌だった?みたいな顔で少年は視線を反らす。
「転校生だからさ?馴れて無いんじゃない?」
かばうように相野君が言う。
「いつでも敬語崩壊しちゃって良いからねー」
にっこり笑ってそう言った私にまた桐原君は視線を反らすようだった。
「ねえ、お母さんって呼んで良い?」
「え、俺がお母さんっておネエじゃないですか」
笑いながら桐原君は応えた。
いつからだろう。
この笑顔が、愛しいと思えるようになったのは・・・
それはまだ先の話だった。
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