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- Re: アイドルですが何か? 2章 4話 亮太の本心 ( No.12 )
- 日時: 2011/07/01 22:41
- 名前: 凛華 (ID: hfVure16)
急いで階段を駆け上る
なぜか?
亮太に会いにいくため、亮太の口から本心を聞くため
ガチャ
「亮太ッ」
いた、やっと会えた
「何だよ」
やっぱり冷たい
そりゃそうだよね
やばい、泣きそうになってきた
「なんで、なんで
亮ッ太は
あたしッを避けるの?」
もう泣いているけど
そんなのは関係ない
今は、亮太から本心が聞きたい
「・・・・・・そんなの聞いてどうする?」
聞いてどうしよう?
あっ
「亮太、あたしが先にデビューしたから
避けてるんでしょ?」
本当は言いたくないけど
「もう、亮太と話さないようにするから
今まで、ごめんね」
ああもう、久しぶりに学校に来たのに
最悪
来なきゃよかった
帰ろうとすると…
パシっ
「待てよ、誰がそんなこと」
誰が?
亮太が言ったんじゃないの?
「美香から聞いたけど」
亮太はやっぱりって顔をしてる
「あいつ、自分で言うのもなんだけど」
なんだけど?
「俺のことが好きなんだって」
美香が亮太のことを 好き?
「えっ亮太は?」
「俺は、俺は
お前が好きだから」
えっお前ってあたし!
「あたし?」
「そうだよ、
姫野さやかが好きなんだよ」
うっそーまじですか
「でも、なんであたしのこと避けてたの?」
なんか、うれしい気持ちと、不安な気持ち
なんだろう?
「あっそれか
てかお前話しそらしただろう」
話?
そしたら耳元で
「告白の返事だよ」
その言葉であたしは真っ赤になった
でも、ここで言わなくちゃ
「あたしも亮太が」
「亮太が?」
亮太の意地悪
真っ赤になりながら
「好き」
メッチャ小さな声で言ったのに
亮太には届いていた
でも、やっぱり不安が1つ
「ねぇ、なんで避けてたの?」
「それ聞いて、小さい男とか
嫌いになったりしないか?」
なんか、亮太はいつも完璧だから
かわいい
「全然、どんな亮太だってあんたは亮太なんだから」
なんか、言ってから恥ずかしくなってきた
「ありがとう、俺は実はずっと前からお前が好きだったんだ
でも、最近お前仕事ばっかで
メールしてもかえってこないし
だから俺不安で」
そうだったんだ
でもね
「そんな風に思ってくれて
あたしうれしいよ」
これからもよろしくおねがいね
亮太