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Re: アイドルですが何か? レッドvsブルー編 2 ( No.14 )
日時: 2011/07/25 12:54
名前: 凛華 (ID: frrTIpGt)

誰も話さない
 
この空気はいいとは言えない、


重くて

居づらかった

どうにかしたい

そのいっしんであたしは言った


「あたし達スターレッドはそちらの
 カラフルから柊亮太を賭けます」

言ったあたしは達成感でいっぱいだったが・・・
現実はそう甘くはなかった


Squashの皆さんは何故か青い顔をしていて
ブルースカイは笑っている
あたしはブルースカイが考えていることに気が付きもしなかった


「じゃあ俺達は
 お前、姫野さやかを賭ける」

えっあ あたし!

Squashの皆を見るとやっぱりと言う顔をしていた


「・・・何故ですか?」

知らないうちに聞いていた

「俺らが
 欲しいと思ったから・・・それだけだ」

それだけ
なんだよ
絶対負けない

そして賭けは決まった
事務所に帰るため、あたし達は車に乗った


「ねえ さやかちゃん、本当に大丈夫?
 今なら賭けを辞退する事だって出来るんだぞ」

桐滝さんが言った
せっかく気を使って言ってくれたのに

「大丈夫です。
 亮太と仕事するためなら 
 どんな事だってやってみせますから」

自分では、よく言ったと思ってたが
ちがかった

みるみるうちに暗くなる
空気とSquashの表情


あたしは亮太と仕事をする方法がもう1つあることに
気が付かなかった


重い空気のなか車は事務所に着いた

やっと着いた
あたしにとってはこの時間
とても長く感じた

そしてコンサートのための曲作りや衣装
いろいろな準備が始まった
しかし 忙しい毎日だから
つい、休憩に入ると
亮太のことを思い出してしまう

会いたい
亮太もそう思っていてくれているだろうか?

そんな時
「さやかちゃん 明日は学校行けるわよ丸一日」
京子さんが言った

「本当ですか?」
うれしいのが顔に出ていたらしく
京子さんは笑っていた

でもそれだけ 亮太と会えることが嬉しかった