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- Re: アイドルですが何か? 1章 2話 屋上での決心 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/06 19:09
- 名前: 凛華 (ID: QQmxnDsv)
ガチャ
屋上へ行ったら
あたしの心とは正反対で、空はとっても晴れていた。
なぜか無性に歌いたくなった
「あなたと私はであった
それは変えられることの出来ない
運命
あなたと過ごした日々
忘れない 忘れられない
近かった距離は今では
遠い
私はあのとき
あなたの背中を見ることしか
出来なかった
追いかけていれば
私の未来
あなたの未来は変わっていたの?
もう1度逢いたい♪」
自分でも気づかないうちに
涙があふれていた
しかし そこに聞こえるはずのない拍手が聞こえ、
思わず後ろを振り返ると
今 売れているグループ
Squash(スカッシュ)の中でも
さらに人気がある
赤星和也(アカボシ カズヤ)がいた
普通は会えない人に会えてビックリしたけど
それより
自分で作詞 作曲した曲を聴かれるなんて
恥ずかしいと思い顔が赤くなる……
「この曲さ 誰かを想って歌っただろ?」
「は はい」
正直 当たっててとってもビックリして
顔が赤い事なんて忘れて顔をあげてしまった
「逢えなくなる人に向かって?」
「はい……そうなんです」
何で分かるんだろう?
「あの なんで分かるんですか?」
「歌に気持ちをのせて歌っているからだよ
君の気持ちはまっすぐだから
分かりやすい」
気持ちをのせて?
そうか だからあたしは泣いていたんだ
「でもね 逢えないからってあきらめちゃダメだよ
たとえどんなに遠い存在になっても
自分で近づけばいいんだ」
そのときあたしの中の何かが
きらめいて
一気にこころも晴れになった
「赤星和也さん ありがとうございました」
急いで教室にもどる
だからあたしは赤星和也さんが呟いた言葉を聞けなかった
それが あたしの人生をこんなにも
変えるなんて思いもしなかった
・・・・・・・・おまけ・・・・・・・・
和也side
「赤星和也って
フルネームかよっ」
ひとりでツッコミをいれてたとさ