コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: アイドルですが何か? 最終話 ( No.30 )
- 日時: 2011/08/20 22:06
- 名前: 凛華 (ID: lV5SbBSQ)
今日はコンサート
そして……あたしのアイドルをやめる日
どんどん人が集まってくる
外を見ていると
あいている窓から
女の子の声が聞こえた
「キャーSquashと亮太よ」
「キャー、キャー」
きてくれた
こないと思ってたのに
「さやか、始まるわよ」
「はい」
衣装に着替えて
いざ舞台へ
今までの歌を歌いそろそろラストスパート
「みなさん、今から歌う曲は
あたしがした恋の歌です
共感したりしてくれたら
うれしいです」
『会いたいよ』
今すぐ会いたい
どこでも会いたい
あなたと会いたい
君と私の儚い恋
出会ったのは偶然
恋したのは必然
愛したのは何
あなたと出会い私は恋をした
あなたと出会い私は強くなった
だけどあなたがいなきゃ意味がない
今すぐ会いたい
どこでも会いたい
あなたと会いたい
君との意味ある恋
あなたの心は
もう私のものじゃない
あの子と幸せになってね
あなたと出会い私は失った
あなたと言う大切な人
やっぱり好きなのはあなただけ
今すぐ聞いて
今すぐ会いたい
あなたを愛してる
会場からは盛大な拍手をもらった
中には泣いている人もいた
「皆さん聞いていただきありがとうございました
今から事前に書いていた手紙を読みたいと思います」
「ファンの皆さんへ
急ですがあたしはアイドルを辞めることにしました」
「えっ」 「うそー」
「あたしの願いは日本中を魅了するアイドルになることでしたが
皆さんにコンサートに来てもらって
最高な会場で言えることを嬉く思います」
「皆さんのおかげであたしは
最高のアイドルでいられたと思います
本当にありがとうございました」
「柊亮太へ
ありがとう
ただこの言葉を言いたくて
あなたを呼びました
あたしはまだあなたのことが好きです
でもこの気持ちには終止符をうとうかと思います
本当にありがとう」
「京子さんへ
一番助けてもらったのは京子さんでしたね
今でもそのことは忘れられません
やっぱりあたしのマネージャーは京子さんしかいません
今までありがとうございました」
「Squashの皆さんへ
楽屋も同じであたしにとっては
憧れであって抜かしたいライバルでもありました
いつも助けてもらいました
みなさんはとってもいい兄貴でした←
ありがとう」
「あたしは世界で一番
いや、宇宙で一番
幸せな
『アイドルですが何か?』
みんな大好き
ありがとう」
そうしてあたしのアイドル人生は幕を閉じた