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Re: アイドルですが何か? 1章 3話 呟いた言葉の意味 ( No.4 )
日時: 2011/07/01 22:46
名前: 凛華 (ID: hfVure16)

キーンコーンカーンコーン

ガラガラ

「お帰り」
なるべく人がいないと思った時間を狙って帰ってきたのに…
悩み事の張本人に会ってしまった

「ただいま」
でも さっきまでのあたしとは『違う』
亮太の目をみて最高の笑顔で言った

「本当におめでとう」
その後は他愛のない話をあたしの携帯がなるまで話した

プルルル プルルル
スターレッド?
スターレッドってチョー有名な芸能事務所じゃん
あたしに何で?

「でないのか?」
亮太の言葉であたしははっとした

「もしもし・・・」

「あっこちらスターレッド事務所ですが
 姫野 さやかさんでいらっしゃいますか?」

「は はい 何の用ですか?」

「はっきり言うとですね
 うちの事務所のある人があなたを推薦したんです」

「推薦っ」

「はい なので明日午後2時にスターレッド事務所まできてください」

「はい 分かりました」

「それでは失礼します」
私は亮太の事務所も知らないくせに
スターレッドに入れることがうれしくて
この先の事なんてまったく考えていなかった

「なんだったんだ?」

だから亮太の気持ちなんて考えずに言ってしまった
「亮太 あたしもスカウトされたよ
 スターレッド事務所に」

「まじか おめでとう」
そのときの亮太の顔はうれしそうだったがさびしそうでもあった

そして亮太とわかれ
お母さんに報告しに急いで帰った
もともと芸能学校はデビューするための学校なので
親に反対されることは
ほとんどありえない

ガチャ
「ただいまー」

「お母さんあたしスターレッドにスカウトされたよ」

「うそー本当よかったわね
 あとでお父さんにも報告しなくちゃね」

「うん」
あたしは希望でいっぱいだった
しかし気になることが1つある
あたしを推薦したのは誰なのだろうか?

まあ明日聞こうと思い

ご飯を食べ始めた

「ただいま」
いつもは早く帰ってこない
お父さんが帰ってきた

「おかえり」
お父さんは芸能関係の仕事をしているため
帰りが遅い
早速お父さんに報告した
「お父さん あたしスターレッドにスカウトされたよ」

「本当か さやかおめでとう」
たくさんほめてくれた
あたしはこのお父さんやお母さんの
笑顔を壊さないようしっかり働こうと
胸に誓った

その日の夜はすぐ寝た