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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 我ら踊る吹奏楽! 紅葉丘中学校吹部物語 更新、キャラ募集再開 ( No.158 )
- 日時: 2011/09/14 19:44
- 名前: 果奈 (ID: p9wmxHXU)
34話 朝練時恒例の…
「優衣ちゃん朝練慣れた?」
先がクルンとした髪を左右に揺らしながら優季先輩が私に問いかける。
「はい!!!!」
「偉いねぇ〜。私なんか最初の方朝が苦手だから遅刻しまくりだったよ〜」
育子先輩が苦笑いしながら答える。
今は、ホルンを楽器室にしまい終わり、先輩と音楽室に向かっているところ。
先輩みんないい人だなぁ〜。いいなぁ。
しばらく喋っていると、すぐに音楽室に到着した。
「そうそう、優衣ちゃん。 音楽室の片付けは基本後輩がやるの。」
「そうなんですか。」
そういうと近くの掃除ロッカーからほうきを取り出そうとするが…
ない。
「先輩、ほうきなかったんですけど何やればいいでしょうか?」
「優衣ちゃん。 3年の先輩や2年の先輩が掃除してくれているでしょ?」
「はい。」
「その仕事を奪うの。」
「…う、奪う!?でも、それ悪くないですかね…?」
「大丈夫だよ〜私が1年生の時にも先輩にそうするって教えてもらったし。 たとえばこんな感じにやるの。」
そういうと、奈菜先輩はスタスタとほうきを使って掃き掃除をしている愛先輩の所に向かう。
近づくと…
「先輩。やります。」
そういってほぼ無理やりほうき奪おうとする。
「いいよいいよ〜奈々ちゃん。」
「いや、やります。」
「いやいやいや」
「いやいやいや」
「じゃぁ、お願いします。」
しばらくの奪い合い!?の結果、奈菜先輩は掃き掃除の仕事を愛を見事に奪って見せた。 そして私の方を向いてにこっと笑った。
「こうやるんだよ。 ほら!!今、舞那先輩が黒板掃除やっているから行ってきな!!」
先輩に言われたとうり黒板に向かう。
そして…
「先輩、やります。」
私は先輩の黒板消しをしっかり握った。
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