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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 我ら踊る吹奏楽! 紅葉丘中学校吹部物語 更新、キャラ募集再開 ( No.174 )
- 日時: 2011/10/01 12:19
- 名前: 果奈 (ID: p9wmxHXU)
36話 あのころは…
「篤枝ちゃん!! 悪いけど音楽室に取りに行ってくれない
わたし、楽器屋さんが来てて注文するものあるから!!」
「はい!!」
てな感じでいま音楽室に行って今はその帰りなのですが…
さっきから1年生の練習風景に目が行っている。
ッパパパパパー
パパパパパーパーパー
パッパパパー
ぱぱぱぱぱー
ロングトーンがうまくいかずに悩んでいる子
タンキングを黙々とやる子
慣れない手つきで先輩のものだと思われるスワブで楽器の掃除をする子
今年の1年生にも近くの小学校のブラスバンドクラブ出身の子やもともと習ってい子もいる。
でも、私は初心者の子に目が行った。
私も数少ない初心者組だからだ。
「あれ、篤ちゃんじゃん〜。」
「おぉ!!篤枝も!!」
「唯葉〜あぁ!!楓音も!!」
むこうからパーカッションの唯葉が私に手を振っている。
唯葉や楓音も私と同じ初心者組なのだ。
「3人集まるのってあんまりないから久しぶりだよね〜」
「2人は何しにに行ったの?」
「「リペア」」
そういえば、ウッチー先輩楽器屋さん来てるって行ってたな。
「なんかさ〜。初心者の1年生が一生懸命練習しているのを見ると去年のうちらを思い出すね〜」
楓がしみじみと言う。
「去年なんて経験者けっこう多くてさ〜」
しばらくしみじみしていると後ろから聞きなれた声がした。
「篤枝ちゃん。これ、ありがとう♪でも、もう休憩はおわりだよ。」
「あっ、すみません…」
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