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６話　パート巡り　突っ込み多しトロンボーン　

どうも、未名嘉です。男なのに吹奏楽部に入ろうとしていますが文句と苦情はご遠慮ください。

トロンボーンパートの見学の為ここにきてますが…

ドアを開けると早速オカルトがいました。　はい。
「みえるっ、みえるわ！！　あなた絶対トロンボーンパートに入るわ！
この左の邪気眼は人の心を見透かす事が出来るのよ！」
先輩、絶対１年希望調査票みたでしょう…

あぁ、神様…。なんで俺はまともな人に出会えないのでしょうか…。

オカルトな先輩にあきれながら窓側を見ると、なんとまともにトロンボーンを吹いている人が！
しかも、あのひと俺を案内した人…つまりパートリーダーじゃありませんか！！　やったぁぁついに出会えた！まともな人に！


「未名嘉君、あなたはパートリーダーのことを見てるのね？つまり、爽先輩に教えてもらいたいのね、いいわ。　爽先輩、このこに教えてあげてください！！」

「わかったわかった。　桐谷はウィーアーのメロディー部分ができてなかったからそこ徹底的にやって。」
「はぁーーーい。」

「じゃぁ、やるか。」
「はいっ。……先輩、どうしました？」
「いやぁ、よく飛んでくる野球部の銀色のボールが気になって…」
「そうですか…」


あとで野球部の人に聞いてみたが銀色のボールは誰も使ってないらしい。　ほかの部活でも…

せっ、先輩…もしかして…　　
その日は暑いくせに俺からは冷や汗しか出なかった