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９話　やる気満点　西川奈菜ちゃん

夕焼けの光が差し込んでまだちょっと明るい楽器室。
そこで、ホルンパートの西川奈菜が楽器をしまっていた。
とても慎重に楽器を扱っている所からホルンにすごい愛情をそそいでいるのかがよくわかる。

「よし、楽器の片付け終わった！　そろそろ遅いしもう帰ろうな……？…あぁ！！」

窓の外を見ると、黒猫が塀に寝そべっていたのだ。　
その姿は愛らしく、動物好きにはたまらない瞬間である。　西川奈菜も、動物好きの一人だったらしく目を輝かせていた。
「きゃ〜〜！猫〜〜〜！！癒される〜〜〜！」
　
「西川さん、私そろそろ楽器室閉めたいんだけど。」
背後から聞こえた声で我に返り後ろを向くと、ドアに寄り掛かっている楽器室の鍵を持った奈子の姿ががあった。
「あっ、ごめん。　今出るね。」

「奈子ちゃん。」
「…？」
「今度の新入生歓迎会の合奏頑張ろうね。」
「…確かにポップスはあんまし言われなくても頑張りますよ。」


「…そろそろ閉めるよ〜」
「分かった。じゃあ、またね。」
「うん。」


奈菜は、奈子と別れた後夕焼けで少し明るくなった夕方の道を気合いに満ち溢れた顔つきで全力疾走した。


…あ、文章能力がどんどん低下していく…