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１６話　ご機嫌な篤枝ちゃん

みなさん、こんにちは。２度目の登場、冬出篤枝。　ただいま宇蝶綾芽先輩ことウッチー先輩にオーボエのレッスンを受けております。

「篤枝ちゃん〜　４０番からのところやった？」
「…や、ややや、やってません…す、すみません…」
「ちゃんと練習しないとダメだよ！」
「すみません…」
「一回吹いてみるからよく聞いてて」
「はい」

ウッチー先輩の音は　透き通ってるっていうか響き渡るっていうか…

とにかく綺麗！！　
「じゃあ、篤枝ちゃんここからもう一度やってみようか。」
「はい！」

…うーんと、この透き通ってる感じはどうやったらだせるんだろう？
あの響き渡る感じは？
ウッチ−先輩を意識して吹いてみた。　　気分はウッチー先輩！みんなの憧れ！


「そうそう、その調子♪」

えっ…うわぁウッチー先輩に言ってもらえた！
やったぁ！！

「よし、じゃあ２０分まで休憩するか。　」

「はい！」

休憩になると、わたしは２階渡り廊下に向かう。　ここは誰も練習する人がいないのでちょうど例のあれをするにはちょうどいいのだ。　

「篤枝〜、アニメ会議やろうぜ。」
「うん。」

そう、柄澤君とアニメ会議をやること。

「やっぱさー、新入生歓迎会の曲の選曲はヘビーローテーション以外はよかったな。　でも、俺的には残酷な天使のテーゼも入っててほしかったな〜」
「エ○○ゲリ○○ンでしょ？　いいよね〜あの曲は。　アニメもいいし。」


こうして延々と続くアニメ会議そして最後の一声は必ずこれ。


「やばっつ、あと一分で休憩終わりだ。　早くいかないとウッチー先輩に怒られる(汗)　じゃぁ、私はこれで」


すみません。さっき気付いたのですが、宇蝶彩愛先輩が部長の矢野彩愛先輩と名前がおなじ漢字で同じ名前でしたので、彩愛→綾芽先輩に変えました。
勝手にすみません。　あとニックネームも。(ウッチーっていかがですか？)