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１７話　F先輩。　顔がヤンキーでした。

今回は久々に１年目線。

仮入部期間はひたすらパートめぐり。　週に一回やりたいパートに見学する日があるが…
今日はパートめぐりの日。　１グループ４人でパートを回っていく。
わたし、信川萌乃と実花こと奈元実花と及川優衣ちゃんと松縞綺蘭ちゃんの４人でパートめぐり。

さて、今回はサックスパートに行った時のことです。

「ようこそ、サックスパートへ！！」

そのときはアルトもテナーもあんまし関係なかったのでわたしは前と同じ未来先輩。　実花は奈子先輩。　優衣ちゃんは友代先輩。綺蘭ちゃんは鞠音先輩に教わった。

数１０分後

「あっ、未来先輩。もう、１５分経ちました。」
「あらら…　じゃぁ、またね〜」

「「「「ありがとうございました。」」」」

「サックスの先輩さ〜超面白かったよね〜」
「うんうん！」
「わたしは友代先輩に教えてもらったんだけど、上手なのにみんなに突っ込まれてるのが凄い面白くて！」
「綺蘭ちゃんはどうだった？」

「わたし、二度とサックスパートには行きたくないの。」
「「「なんで！？」」」

「わたし、藤郷(？)先輩に指導してもらったの。」
「へぇ〜でも、よさそうな先輩だったじゃん。」

「あの先輩ヤンキーだった」

「………ほへ？」
「廊下でだれかが凄い騒いでてその人たちをヤンキーのような目でにらんでたの。」
「わたし、ヤンキー嫌いだから」



「……(汗)」


このさき、彼女は楽器希望調査のサックスの所を丁寧に消しゴムで消していた。