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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ( See You ) ( No.12 )
- 日時: 2011/08/09 18:13
- 名前: さく ◆z8XkX1aJMs (ID: xzitYG6X)
え、あ、部活。ふーん、わかったよ。大丈夫だからね、がんばってね。
彼女は強がりだと思う、メールとかもほぼできないし、会うことすらもできない状況でたまに電話をするとすごくうれしそうな声をして、そして会える日ある? と彼女が聞くと僕は部活ある、と答えるとシュンとした声を出して、そう答える。
うん、ごめんね。と僕が言うと彼女は気にしてないからね、と釘を刺す。その釘の刺し方がまたかわいい。
きっと彼女にはたくさんの我慢をさせて、たくさんの想いを抱えさせてしまっているのだろう。
強がりの彼女だから。
華奢な体、ふんわりとした髪の毛、ぱっちりと開いた瞳、そして小さな手。そんな彼女を愛しいと思い、一緒に居たい気持ちは彼女より大きいはずだ。
「……好きだよー太一さん」
ふざけたように電話越しで彼女が言う。僕は笑いながら、
「ありがとう。麻由さん」
「……好きって言ってよ」
強がりな彼女がもらしたあまりにもかわいい一言は僕の胸をドキドキさせて。
「好きだよ、麻由」
そういうと彼女が電話越しで「ばーか」と言った。
( 強がりな彼女が大好きな僕 )
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