コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華*Ⅱ β実話β ( No.11 )
- 日時: 2011/07/14 20:53
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: PuKarDYu)
- 参照: (゜Д゜)アビョンソ———————————ンッ←
第二話『由良の手紙』
『依麻ちゃま
久しぶり☆ミ
春休み中、元気だった?(笑)
私はダイエットしました^^v
顔に輪郭つきました↑ イェーイ!
で、春休み前に色々あったね;
私と優が怒ってる理由だったんだけど……
私は……ただの嫉妬です-ω-;
依麻が「壱〜」ってなってて……
その時私、壱に似てるって言ってた赤崎君に振られて(←言ってなかったよね;
どうしても壱が赤崎君に見えて辛かった。
前に一回赤崎君の写真を見せた時、
依麻が「赤崎君、壱にちょっと似てるね」とか言ってたのが凄いイラッとしたんだ……ごめんね……。
依麻は何も悪いことしてないのに本当にごめん。
赤崎君に振られたの、3月17日(多分)で……。
そっからうちが赤崎君に見えて、少し壱が好きになって……。
でも頭の中には壱じゃなくて、何故か元彼の亜夢がふら〜って出てきて……。
頭がパニックになってましたm(--)m
今は壱の事好きじゃないから安心してね♪
嫉妬してごめん……。
本当にいろいろあって、依麻まで巻き込んじゃったんだね;
優が怒ってる理由は……前と同じ。
以上〜です!
修学旅行も近いんだし、二つに別れてたら楽しくないじゃん……。
だからさー、お互い言いたい事ちゃんと言って仲直りしよう?
いつまでもこんなんだったら、絶対後悔すると思う。
私は今、依麻に言いたいこと言いました。
言いたいことってか、私の謝罪だけどね(笑)
今日からもう、普通に前見たく仲良く話そ?♪
優とまなと気まずいっしょ;
放課後あんなことがあったんならさ↓
ごめんね; 私いなかったからよく状況掴めないんだ(泣)
まぁ多分、まなが依麻から愛奈を取ろうとして、
愛奈が「はぁ?」ってなったんでしょうね;
で、依麻が「言いたい事あんなら言ってよー」ってなって、
ゴチャゴチャになって優が皆を怒鳴ってシーン……みたいになったことでしょう-ω-;
そりゃ気まずいのも当たり前だわさ
後で詳しく二人で話そうか^^*
ってか、今日一緒に帰ろ↑
私多分部活ねーからさ♪
んじゃ、手紙待ってるよ!
これからもよろしくねww
迷惑おかけしてすみませんでしたm(--)m!!
由良より』
「——読んだ?」
長文を読み終わり、顔を上げると由良が笑みを浮かべて私を覗き込んでいた。
言葉が出ずに目を丸くしていると、由良は私の頭に手を置いた。
「色々ごめんね」
由良はそう小さく呟いて、私の頭を撫で回した。
手紙が手から離れ、机の上に落ちる。
ボサボサになった髪の毛で遮られた視界の中、私は由良を見た。
「……由良、一つ言っていい?」
「ん?」
「新学期早々、頭ワッシャですか」
その私の一言で、由良は吹き出した。
私は髪の毛を直し、改めて由良の顔を見る。
本当に顔に輪郭ついてるなぁ……なんて思いながら、小さく笑みを浮かべた。
「由良、今日一緒に帰ろうか」
色々悩んだし、たくさん泣いた。
喧嘩も多かった二年生だけど——。
「……うん!」
やっぱり、友達は居た方が寂しくない。
もう、過去は振り返らない。
今度こそ、二度と繰り返さないようにすればいいんだ。
三年生からは、変わるって決めたもんね。