コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華*Ⅱ β実話β ( No.124 )
- 日時: 2011/09/10 18:56
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: THBfOZma)
- 参照: 好 き だ !!
キャラ合同企画番外編2!!
前回の2月の時には『眉抜きの日』で思い切り暴れましたwww←
今回も、苺羅様の『恋時計』のキャラをお借りしております。
濃いキャラが多い『*切恋華*』キャラと、『*叶恋華*』から天然王子←
そして、『恋時計』の主要人物+一名!
今回は、総勢14人が暴れちゃうよ(ぇ
※gdgd&キャラ崩壊注意!!
+番外編+ 『平安撲滅企画①』
「……つー訳で、俺は考えたのさ。平安を撲滅する企画を」
暗闇の中、低い声色で、くいっと眼鏡を上げる森野康祐。
まるでスポットライトが当たったかのように、喋り続けた。
「前回、俺らは眉毛を抜かれた。やっと生えそろう事が出来たが、果たしてこのままでいいのだろうか!? 俺らは、やられっぱなしでいいのだろうかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
「冒頭から叫びすぎじゃね? 森野先輩」
落ち着いた口調で、三井孝文はそう呟いた。
森野は「アーッ」と掠れた声を出した後、目を充血させ、息を荒くしながら孝文を見た。
「アッアマイッ、甘いぜ孝文ぃ!!」
「声裏返ってますけど」
「お前は今、坊主だろ!? 髪の毛まで抜かれてハゲにされたらどうする!?」
「え、それはやだ!!」
「だろう!? アイツらを止めなければ、髪の毛まで抜かれかねないぞ!!」
森野がそう熱く語った後、一気に辺りが明るくなった。
見れば、珠紀壱が呆れた様な顔で電気をつけていた。
「森野せんぱーい、ここ俺の部屋なんすけど。叫ぶと近所迷惑でっすー」
「お前に先輩と呼ばれる筋合いはない!!」
「つーかお前等タメじゃん」
どんぐり——いや、三上望のツッコミが入り、壱と森野は睨み合った。
その光景を、三井辰雅と七瀬康義が無邪気に笑いながら見ていた。
反対に——……。
「……依麻、何してんの?」
「いやぁ、壱の部屋いいにほひだなーって。壱の部屋ワイルドだなーって。壱の部屋かっこいいなーって。壱の部屋壱の部屋壱の部屋壱の部屋壱壱壱壱壱壱壱」
「ちょ、依麻!?」
部屋のクッションを握りしめて座っていた七瀬香織の横で、水城依麻は鼻息を荒くさせながら壱の部屋を見渡していた。
香織が依麻を正気に戻させようと両肩を掴み、揺さぶった時。
「シャラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
森野が、大声で叫んだ。
それは壱の部屋に大きく響き、「シャラアアップ」「シャラアアップ」と何度も木霊していた。
「……だから、俺の部屋だって……」
「お前等、注目! この森野康祐様が考える計画はこれだ!」
大きく溜息をつく壱を無視し、森野はどこからかホワイトボードを持ってきた。
そこには、汚い字で何かが書かれていた。
森野は穴が開く勢いでホワイトボードを叩く。
「その名も、『平安を拷問しましょう』!!」
「……そのまんまやん」
七瀬龍夜が、嘲笑うかのように呟いた。
森野は更に目を充血させ、「ンッギッ!」と龍夜に向かって叫んだ。
「一人一つずつ、考えた拷問を出せぇ!! ぐだぐだ言わずに出せぇえええええ!!」
森野はドシンドシンと飛び跳ねはじめた。
壱の棚の中の、色んなものが降ってくる。
「拷問って、何でもいいの?」
「バ香織、質問の時は手を挙げましょう!」
「……チッ、うぜー」
香織は舌打ちをして、森野を睨みつけた。
その横の依麻は、棚から落ちてくる壱の物を拾い集めて未だに鼻息を荒くしていた。
「ごーもん? うーん……」
「こーもn」
「「それ以上言っちゃ駄目だ、康義」」
康義の発言に、龍夜と孝文は声をそろえて呟いた。
**
「——じゃあ、皆出来たか!?」
「「「「「「「「なんとか出来た」」」」」」」」
七人が声を揃えると、森野は笑顔を浮かべた。
そして未だに飛び跳ね続けている。
「じゃあ、ホワイトボードに書くから案を言ってくれーっ」
森野がそう言うと同時に、どんどん床がミシミシと変な音へ変わって行った。
それと同時に、壱の目つきがどんどん鋭くなって、森野が半殺しになったのはまた別の話。