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Re: *叶恋華*Ⅱ β実話β ( No.126 )
日時: 2011/09/10 19:42
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: THBfOZma)
参照: 好 き だ !!

+番外編+ 『平安撲滅企画②』


という訳で、森野が壱の部屋で大暴れした一週間後——。


「森野ぉ、何の用!? 今ぁ、皆で仲良くお茶してたのにーっ」
「はげぽよから急に呼び出しとか、マジさげぽよだしー」
「森野なんだよぉーデュフン」
「デュフデュフデュフデュフ」
「……なんで俺まで?」


鈴野愛可、藤山美里奈、姫吉怜緒、三井優志、そして——戸田陽斗。
この五人を森野の家の近くの公園に呼び出した。
他の後ろの七人は、森野の後ろで黙っていた。


「何々? 今日は何するの?」
「今日はなぁ……。



お前等の拷問するんだヨォッ!!」




森野の裏返る声の叫びと同時に、七人は飛び出した。
依麻と壱は、怜緒へ。
望は、美里奈へ。
香織と孝文は、優志へ。
辰雅と康義と龍夜は、愛可へ——……。
それぞれ、押さえつけた。


「……って、俺は!?」
「何、狙ってほしいの? 戸川ってMだな」
「ち、違う! だけど……なんかサビシイ」


戸川は、「クスンクスン」と棒読みで泣き真似をしていた。
一同は引いた目で戸川を見つめている。


「……仕方ない。眼鏡価格ってことで。辰雅、戸川逃げないように押さえといて」
「わかったー」


森野が辰雅に指示をすると、辰雅は戸川の近くへ向かった。
そしてにっこりとほほ笑み、


「よろしくね、眼鏡野郎」


思い切り、戸川の眼鏡に向かって右ストレートを繰り出した。


「うぎゃあああああああああっ!! 眼鏡がぁああああああ!! 目がぁ! 目がぁあああああああああああああ!!」
「ごめんねー、痛かった?」
「おおうおおうおおう」


戸川は地面で転がり続けた。
森野は戸川の叫びを無視し、「じゃあ、計画通りによろしこ」とガッツポーズをする。


一同は押さえつけている人物を引きずりながら、それぞれの場所へ向かった。