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Re: *叶恋華*Ⅱ β実話β ( No.134 )
日時: 2011/09/15 20:18
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 8ENiVmB9)
参照: 好 き だ !!

+番外編+ 『平安撲滅企画⑤』


七瀬香織×三井孝文
ターゲット:三井優志
テーマ:『復讐』


※一部表現が変態な所があるので、観覧にはご注意ください
※汚い言葉が飛び出る可能性アリ


「ギャフゥッ!!!!」


シーソーの前で、香織と孝文は優志を突き飛ばした。
優志は得体の知れない声で、シーソーの前で転がる。


「か、かかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかか香織ぃぃぃぃ!!!! お前、お前デュフ、ピッ、な、何すっ」
「お前バグりすぎ」


香織の横から孝文が、自身の高身長を生かして優志を見上げた。
優志はいつも以上に出っ歯の歯をむき出しにして、小刻みに震えている。


「なんかこいつ、931」
「香織、931って何?」
「くさいって意味。依麻から教えてもらった」


香織は笑みを浮かべ、地面の砂に『931』と書いた。
孝文はそれを茫然と見つめ、しばらくして震えている優志に視線を移す。


「確かにこいつ、くさいかも。なんかお風呂入らないし。部屋中ポスターまみれだし。なんか部屋から異臭するし」
「異臭って、それ……」
「こういうのが、931……だろ? 香織」


ニッと笑った孝文の笑みを見て、香織の顔は徐々に赤くなった。
それを見逃さなかった優志は、「ははーん」と口角を上げる。


「香織、孝文の事が好k」


しかし、言葉を最後まで言う前に香織にドロップキックをされた。
優志は「ゴボエァッ!!」と叫んだあと、地面に思い切り倒れる。
砂埃が、辺りに舞う。


「……なんだ、こいつ」
「こんなおっさんは放っておいていいんだよ! ……それより、孝文……あの、さ……」


香織は少しずつ顔を赤くさせながら、孝文を見た。
今回、撲滅企画する為に計画したテーマ。
『復讐』。
過去に優志が好きだった香織。
酷い仕打ちを優志にされた時、それは凄く悔しくて——。
こっちも、やり返してやろうと思った。


そんな時に、森野がこの計画を立ててくれたのだ。
屈辱、惨め、私の気持ち——。
奪った復讐を、今、この手で私は……。


「……やろう、孝文」


香織は、しっかりと孝文の目を見て言った。
孝文は少しだけ目を丸くしてから、すぐに「あぁ」と笑顔で頷いた。


よっしゃ、七瀬香織頑張るぞ!!